【犬の病気・上半身付随】フレブルこち闘病記:シーズン2>パート1(通算シリーズ パート5)

本記事のご紹介(by ハピわん!)

1度ならず2度も椎間板ヘルニアで倒れたこち。
その後、平和な生活を送っていましたが、突然の悲劇に襲われます。

通算シリーズでパート5となる今回のお話を皮切りに、全4話シリーズとなります。

■2018年4月8日 発症

今回のお話も、ある日突然に始まる。
我が家の愛犬、こち(フレンチブルドッグ・オス)に悲劇が降りかかる。


この日、こちと夕方(午後4時ごろ)の散歩を一時間ほどしてから帰宅。

帰ってきてからお風呂を済ませ、ケージに入れたら、後ろ足がフラフラとよろけていた。
実は、こちはこの時すでに、普通には立っていられない状態になっていた。


この瞬間から、本人にとっても、家族にとっても、とてもつらい日々の始まりだった。


そのままケージに寝かせていたが、完全に以下の状態。

排泄もしない。
ご飯も全く食べない(大好きなビスケットさえ食べない)。


こち本人は、ひたすら静かに伏せの体勢で寝ているだけ。寝ている最中に、たまに前足と後ろ足が軽くピクピク痙攣(けいれん)する。


ここで、直前の夕方の散歩を思い返す。

散歩中、公園にてボールが転がってきたことに大興奮し、瞬間でボールに飛びかかろうと凄まじい力で引っ張り、行こうとした。
あまりにも力で、こちらも必死に首輪と体を抑えた。

あと、ちょっとの間リードを柱につないであったとき、少し離れたところを転がっていたボールに向かって思いきり突進し、リードの限界の長さまで寄ったら首輪が引っ張られるということを一人で何回もやっていた。

果たしてこれが影響あったのか。


ひとまず、慌てて以前の椎間板ヘルニアの時に作ったコルセットを装着させた。

■4月9日 病院へ(初回診察)

一晩たった朝も、前日からの状況は変わらず。

排泄も全く出来ない(ウンチは前日夕方の散歩の時に1回したきりになっている)。
餌も全く食べない。

後ろ足を突っ張ったまま(立てたまま)、前足はまったく立たない姿勢も見られた。


午前9時に、近所の動物病院へ。
この動物病院は、東洋医学を勉強した獣医の院長先生が経営している病院で、鍼(はり)治療も受けられる動物病院として有名だった。
すでに半身マヒに近いこちの状態を考慮し、鍼治療の可能性も探りたいがために、この動物病院を選んだ。

このとき、受付を済ませて診察を待っている間の待合室にて、こちは床でおしっこをした。


そして、院長先生による診察。
そのときの先生のお話はこうだった。

以前、こちは椎間板ヘルニアの手術をしているため、鍼(はり)治療をしたとしても効果は薄くなる可能性が高い。
これは、西洋医学と東洋医学との相性の問題も影響している。
昔に、手術で背骨を切開しているため、背骨の気の流れがいくばくか切れてしまっている。


その中でのお話として、この病院に通っている他の患者(犬)で、二度のヘルニア手術をした後に再度発症し(三度目)、鍼による治療を選択し通っている人もいて多少は良くなっているらしい。
だが、治癒の度合いはケースバイケースなので何とも言えない、とのこと。

今度は、先生に診察してもらい、こちへの触診や脚の反射神経が機能するかを見たり、ぎゅっと体全体を抱き締めながら状態を確認する手法などで診断をして頂いた結果、やはり「ヘルニア」再発の可能性が高いとのこと。


結論、内科療法として、1週間ほど自宅安静させて様子を見ることに。
その後の状況を見ながら、鍼治療を検討する流れとなった。

今回の診療では、痛み止めの投入と、オゾン療法というものにより治療用のガスをおしりの穴から注入。
これでこのときの治療処置は終了。

薬は、毎日痛み止めを飲むことに。

※ちなみに、このとき体重は14kgちょっとに増えていた(去年の夏ごろは11kgぐらい)。


自宅での生活の注意点として、こち本人にとって、ケージに一日中ずっと置かれてるのがよほどストレスそうなら、多少は部屋の中に出してもいいとのこと。
※ストレスが溜まることは、それはそれで治療の障害になるため。


病院から自宅へ戻る。
このとき、手で餌をあげたら、ちょっとだけ餌を食べた。

夜には、おしっこのほうに関しては倒れる前と同様に、きちんとトイレトレーにしていた。
ウンチは相変わらず出ない。
■4月9日 病院へ(初回診察)の画像

■4月10日 最悪の状態に

この日の朝、最悪の状態になっていた。

もうほとんど立ちあがることができない。
立とうと何度も試みるものの、毎回、前足から崩れて倒れているような状態を繰り返す。

前足が動かない。


食欲は、ほぼない。
ヨーグルトを手の平にすくい、こちの顔の前に出してあげたら、舐めながら食べたので、痛み止めの薬(錠剤)を砕き混ぜてあげて、ヨーグルトと一緒に食べさせた。

トイレは、朝起きてすぐに、倒れながらも前進してトイレトレーの上になんとか乗り、おしっこをした。

立っていられないので、おしっこを出しながらフラフラ倒れたりして、ギリギリでトイレに収まったという感じ。
もちろん、多少まわりに飛び散っている。

痛かったのか、昼間や夕方に少し鳴いていたらしい。


夜に自宅へ帰りこちを見たが、ほぼうつ伏せになったまま動かず。
眠りには入っていないので、目を開けたまま、ただぼーっとしている。

こちを見つめているうちに、おそらくもうほぼ完全に前足が動かないんではないか、という予感がしてきた。

ふと、トイレトレーを見たら、おしっこがトイレにしてあった。ウンチは引き続き出ていない。
1時間に1、2回はちょっともぞもぞして、後ろ足で態勢を変えることがあるぐらい。

食欲は引き続きないので、リンゴを4分の1にカットしたものをすりおろし、手のひらに乗せて口の前に持っていたら、姿勢はそのままだが舐めながら食べた。

錠剤の薬も、細かく砕いたものをすりおろしリンゴに混ぜて食べさせた。
プレーンヨーグルトも買ってきたので、朝同様に手で食べさせた(大さじスプーン一杯)。
■4月10日 最悪の状態にの画像

■4月11日  なんとも悲しすぎる光景

この日も前日と同じ状態で前足が全く動かず、うつぶせのままじっとしている。前足は完全にナックリング状態(関節のところで折れ曲がったままの状態)。
痛いのか辛いのか、日中はたまに鳴いていたようだ。

そして夜。
こちが1日同じ体勢のうつぶせ状態のまま、おしっこを大量にした。一気に、体の下からじわっとおしっこがあふれてくる。

このとき、こちは「クゥーーン」と、なんとも悲しさがこみ上げてくる鳴き方で長めに声をあげた。
(このときの悲しい光景は、このあと何年たってもずっと忘れられない。)

こちはきっと、その状態が自分でも悲しくて仕方がなかったんだろうと思う。
悲しさでやるせない気持ちで一杯になった。

体がおしっこまみれになったので、長い時間をかけて体をふいた。
もうトイレのところに行くことが不可能なため、完全におむつへ切り替えた。


こちは基本的には、じっと、ただひたすらにうつぶせで寝ている。
たまにゴソゴソと後ろ足を微妙に動かし、態勢をちょっと変える。

もはやその程度のみしか動けない。

食事は、本日もすりおろしりんごとヨーグルトを前日同様に食べさせた。
■4月11日  なんとも悲しすぎる光景の画像

■4月12日 大きな絶望感

状況は変わらず。

明け方には、ストレスなのか、たまにもぞもぞしながら鳴いていた。

朝一番で急きょ、3日前に行った病院へ連れていくことに。

症状が明らかに悪化していること、前足の感覚が完全になくなっていること、
院長先生からは、MRI検査を受け、原因を特定することを薦められる。

考えられる原因としては、首のヘルニア(頸椎ヘルニア)、首への外的ダメージによる神経切断、血管の障害、脳障害など、いろいろ可能性はあるとのこと。


ただ、首のヘルニア(頸椎ヘルニア)だったら、鍼治療でその病院へ通っている患者(犬)もいるとのこと(先生は、その犬が治っているとは明言してなかった気がする)。

MRIによる診察を4月17日にて、少し遠くにある大学病院で予約を済ませた。


このとき、以前の椎間板ヘルニア発症のときに手術をしてもらった病院へ電話をして、そこの先生の意見を聞いてみることにした。

そこで言われたことはこうだった。

首から下が完全にマヒしていて、それがだんだんと進んできたような流れになってしまっている。
つまり、進行性が見られていることに危険性があり、これがもっと頭の方向へ広がっていき呼吸器系が止まる、ということも可能性がある。

大きな絶望感。

そうならないことを祈ることしかできない。



話は、再びこちの状態に戻る。

おしっこは昼間に大量におむつに出ており、うんちも固いのがちょっと出ていた。
夜には、一瞬ちょっとだけ前足が動いた。後ろ足は立つようだった。
■4月12日 大きな絶望感の画像

パート2へ続く

今回はここまで。
お話はこちらの続編へと続きます。

【犬の半身不随:MRI・CT検査】フレブルこち闘病記 パート2(通算シリーズ パート6)

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