【ペットホテル】ウチの子お泊まりする際に気をつけたい。ペットホテル(ドッグホテル)選びで注意したい重要ポイント

本記事のご紹介(by ハピわん!)

旅行など、自宅を留守にしなければいけない、だけど愛犬は連れていけないという時に利用するペットホテル(ドッグホテル)。
いくら相手は専門の業者さんとはいえども、大切な愛犬を一人預けて置いていかなければいけないのは不安で、心配も尽きないものです。

でもやはり、預け中に間違いが起きないように、慎重に預け先は選びたいものですね。
そこで、今回はペットホテルを選ぶ際に注意したい重要ポイントをまとめております。

※本稿の「ペットホテル」とは、愛犬を単独で預ける用のペットホテルを指しています。

設備・備品は事前に確認しておく

愛犬がペットホテルに宿泊する際、設備や備品はどういったものが用意されているのか?

必要な物についての用意の有無にともない、利用するこちら側でどういったものを用意しなくてはいけないのか?
このような部分は、事前に把握しておいたほうが良いポイントとなります。

それによって、ペットホテルへ預ける当日に持ち込まなければいけない荷物の量が決まってきます。


例えば、確認するポイントには以下のようなものが例として挙げられます。

・専門トイレトレーはあるか? また、網(メッシュ)をつけることができるか?
預け中の生活で重要な備品の一つがトイレです。
愛犬が普段どんなところで排泄をする習慣があるのか、それに準じたものを用意してあげなくてはいけません。
トイレトレーで普段排泄している犬・屋外でしか排泄しない犬、また、トイレシートむき出しだと食べてしまう犬、そういった個体ごとの癖に充分対応できることを確認しましょう。


・毛布など用意した方がよいのか
特に冬の寒い時期、どの程度の毛布などの防寒、寝具があるのか。
寒さ対策の必要度合いや、お気に入りの毛布がないとダメか、など、
個体ごとに違う部分があるかと思いますので、そういった部分にも対応できるようにしたいですね。


また、食事については、なるべく利用者側(預ける飼い主さん側)にて、いつも食べているフードを宿泊数に応じた量だけ持たせてあげることをオススメします。

慣れないペットホテルへの宿泊で、食事もいつもと違うものを出された場合、ストレスで食が進まないことがあったり、もしくは、ホテルで出されたもので体質と合わないものを食べてしまい体調を崩す、といったこともありえます。

こういった部分、なるべくいつもと同じ環境をそろえ、ストレスを極力少なく抑えてあげたいですね。

設備・備品は事前に確認しておくの画像

ノミ・ダニ予防対策は済ませておく

ペットホテルでは、他にも預けられている犬がいることが想定されます。また、備品・設備などの共用物を通じて、間接的に触れ合うこともあるかと予想されます。
直接もしくは間接の触れ合いにより、ペットホテル内でノミ・ダニがうつるリスクも可能性があります。

そんな環境下に置かれることを考慮し、ノミ・ダニの予防対策は事前に済ませてある状態で預けられるようにしたいですね。

※狂犬病、ワクチンの接種は、ペットホテル利用有無に関わらず基本的に対応が必要なことであるため、本件では特に触れておりません。
ノミ・ダニ予防対策は済ませておくの画像

緊急措置の確認

ペットホテルに預ける際には、大抵の場合、預け中に体調が悪くなった場合を主に想定した緊急措置について、予め取り決めがあります。
具体的な内容は、預ける際の同意書などに書いてある場合がほとんどです。

犬の体調が悪くなった等の緊急対応が必要な際は、基本的には、ペットホテル側は預け主(飼い主)に連絡を取り、対応を相談する。
しかしながら、預け主(飼い主)に連絡が取れない場合、または特段の緊急事態の場合はペットホテル側の判断で措置を講じる。

多くのペットホテル施設が、このような内容になっていることが多いのです。

そのため、ペットホテル宿泊中の連絡体制は、以下のようにしておけることが、より盤石となります。

・なるべく連絡のつく状態にしておく
・預け主への連絡がつかない場合に備え、代理の人の連絡先もペットホテル側へ教える(もしくは、複数の連絡手段を教えておく)
・連絡がつかない場合として判断する程度も事前に確認(ただし、正式にはその時の緊急度次第であるため、ケースバイケース)


緊急措置については、実際にトラブルとなった例も少なくありませんので、注意が必要です。
例えば、預け中に犬の具合が悪くなったが連絡がつかなかったとして、ペットホテル側の判断でその犬を動物病院へ連れて行き、その診察代・入院代として、引き取りにきた飼い主さんへ高額の請求が伴ったというケースも実際に起きています。


また、こういったことを少しでも防ぐために、預ける愛犬にどんな持病があるのか、普段出る症状・発作などあるか、などは、ペットホテル側へも事前に共有しておきましょう。
緊急措置の確認の画像

ペットホテルが連携している動物病院はどこか?

緊急措置について記載した前項に関係する部分ですが、
もし、ペットホテルへ預けている間に愛犬の体調が悪くなり動物病院へ連れていく、という際、
ペットホテル側が連携している病院はあるのか(大抵はあります)、また、あるとしたらそれはどこなのか。


病院の良し悪しを細かく見極めるのは難しい部分もあるのですが、
最低限の情報ぐらいは確認しておいた方が良いため、そもそもどこの病院か、というポイントは事前に確認しておいたほうが良いのではないでしょうか。

また、こういった不安を払拭するかのように、最近では、動物病院内でペットホテル業務も行なっているところが増えています。

もし、いつものかかりつけの動物病院でペットホテル業をやっていたら、それも安心できる預け先の選択肢の一つとなりえます。

ホテル宿泊中のメニュー

ペットホテル宿泊中のサービス提供されるメニューも、確認しておきたい基本項目の一つとして挙げられます。
特に重要なのが、散歩ではないでしょうか。

・ホテル預かり中の散歩はそもそも対応してもらえるのか。
・散歩の頻度はどの程度するのか?どんな場所を散歩するのか。
・雨の日の場合、散歩の実施・場所はどうなるのか


または、宿泊期間が無事に満了し、ペットホテルへお迎えに行った際に、ホテル滞在中の愛犬の様子・申し送り事項などをきちんと伝えてくれる業者さんかどうかという点、事後チェックではありますが次回以降への参考に覚えておきたいところです。

ペットホテルによっては、預け中に何らかの手法で愛犬の様子を見ることができる設備・サービスも用意している場合があります。
もしそういった充実したサービスがあるとしたら、安心できるポイントになるかと思われます。
ホテル宿泊中のメニューの画像

長い宿泊が予定されている場合

長い期間の宿泊(預け)をすることが予めわかっている場合で、そのときが初めて利用するペットホテルに預けることになっているとき、
その長い宿泊をするタイミングよりも前の期間どこかで短い宿泊でお試しで預ける「予行練習」をオススメします。

愛犬のことを考えた場合、初めての場所で長い期間を飼い主さんと離れて過ごすというストレスがかかった状態になり続けることは、
あまり良い状態ではありませんので、なるべく軽減してあげることも考えたいものです。

その際には、上記で挙げてきたようなポイントも中心にチェックし、長い宿泊数を安心してお任せできるペットホテルかをよく見極めましょう。
長い宿泊が予定されている場合の画像

預かってくれるホテルの人たちは犬が好きか

最後はやはり「人」ではないでしょうか。

預ける先のペットホテルで、愛犬をお世話してくれるスタッフの人たちはどんな人たちでしょうか。
犬や動物が本当に好きそうでしょうか。


このような部分も重要ポイントかもしれませんね。



以上、いかがでしたでしょうか

愛犬の預け先も盤石にした上で、飼い主・愛犬ともに旅行先・お出かけ先で安心して過ごしたいものですね。
預かってくれるホテルの人たちは犬が好きかの画像

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