椎間板ヘルニア治療体験記:ミニチュア・ダックスフンド編 パート2

本記事のご紹介(by ハピわん!)

前回パート1のお話に続く、 とあるミニチュア・ダックスフンドの椎間板ヘルニア発症の治療体験記になります。

※本記事は個人の体験談に基づきそのまま再現していますが、あくまで1頭のとあるワンコのケースとしてお読みください。

鍼治療の経過その後

初診からはじめの2ヶ月間は週に1回、3ヶ月目からは2週に一回のペースで通院しました。
合計で半年ほどの通院治療期間を経て、先生から「卒業」と言っていただけました。


治療期間の中で、施術を受けるたびに少しづつ元の元気だった姿にちょっとずつ戻ってきている感覚が、 本当に嬉しくて嬉しくてしょうがなかったのを今でも覚えています。

椎間板ヘルニアの場合、通常はお医者さんからは「安静にしてください」と言われることがほとんどなので、 以前はお散歩に出てもほとんど歩けない日々でしたが、 オーシャン動物病院の先生は、安静にする必要はないし、本人(本犬)が動きたいように動かせてあげて大丈夫と仰って頂いていました。

そういうこともあり、みるみるうちの子の顔つきもキラキラ楽しそうな表情が戻ってきました。

「卒業」の少し前には、ドッグランのOKも出て、ヘルニア発症前と同じように走ることが出来るようになっていました。


なお、オーシャン動物病院には、神戸から遠く通われている方もいらっしゃいました。
また、脳の病気で歩けない子が、施術後に足元がしっかりしている姿を目の当たりにして 先生は本当にゴッドハンドだと感じました。

うちの子は、幸いにも発症から7年経った今でも再発していないですが、 万が一、再発した時はまっ先にオーシャン動物病院に駆け込もうと決めています。

我が家でしている再発防止策 その1

気温が急に冷え込む季節の10月ごろ、冬が深まるこのタイミングに、冷えからくる足の動きが悪くなるように感じることがあります。

日々、腰と肉球の暖かさを触って確認するようにしました。

室内にいる場合でも肉球が冷えてしまっているときは、血流が悪くて身体が冷えてしまっているのが原因かなと思い、 以下のような対策もしていました。


★腹巻き
男の子は難しいかもしれませんが、腹巻きを巻くことは効果バツグンでした。
冷えからくるお腹の不調防止にもなっている気がします。


★お洋服
椎間板ヘルニア発症前は、冬に着る服も薄いもの一枚とかでしたが、 うちの子は毛量がそもそもあまりなく冷えやすい体質だったり、 普段の私のお仕事の関係上、お散歩が早朝や夜遅くなることが多く、 ビル風が強い地域のため、日中の温かい時間帯にお散歩出来る子よりも冷えが進みやすい環境にあると思ったので、 ともかく身体を冷やさない服装を試行錯誤しました。

結果として、
インナー1,2枚+腹巻き+リアルダウンのアウター、
これが冬にさせる定番の服装になりました。

着込むのが嫌いな子だったり、お住いの地域やお散歩の時間帯によって工夫は変わると思いますが、 冷えやすい子、平日は寒い時間にしか散歩ができない子は、リアルダウンおすすめです。

人間も、ダウンは軽くて温かいので良いですよね。


★お散歩の時間帯
休日はなるべく暖かい時間帯にお散歩して、暑くなるまでの間は極力お日さまとワンコ優先でお散歩時間を決めています。
我が家でしている再発防止策 その1の画像

我が家でしている再発防止策 その2

★食べ物
うちは、食事は生食(=加工していない食べ物)の手作りで、だいたい以下のような工夫を食にしていました。

・お肉は生だけど野菜は温かいもの
・身体を温める根菜スープ
・時には加熱したお肉も取り入れる
・秋冬シーズンは、身体を温めるラムと鶏肉を積極的に摂らせる

食事として人気の馬肉については、身体を冷やす効果があるので秋冬にはあまりオススメできないです。


★温灸
最近はペットの温灸も比較的メジャーになってきているようです。
棒状のもぐさを専用の筒に入れて温めるやり方と、火が出ない温灸をツボに貼るやり方が一般的です。

身体が冷えているな、足の動きが悪いな、お腹の調子が悪いな、そういった時に温灸を積極的に行っていました。
冷えが強い時は、毎日やっています。

血行が良くなるとぐっすり寝てくれるんです。
身体の免疫も上がっているのかなー、なんて感じたりもします。

ヘルニアで悩んでいる方も多いかと思いますが、 うちの子は冷えをコントロールする事でうまく回避できるようになった気がしています。
我が家でしている再発防止策 その2の画像

以上でこのお話は完結となります

以上、あくまで個人的な体験記と対策ですが、皆さまに何かしら参考になれば幸いです。
以上でこのお話は完結となりますの画像

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