【おしゃれな見た目でタフなやつ、ダルメシアン】

ダルメシアンの基本情報(性格・しつけ・病気など)

 
    このエントリーをはてなブックマークに追加
   

ダルメシアン
[英記]:Dalmatian

    ◇基本データ
  • ・サイズ: 大型犬
  • ・体高:55cm~60cm
  • ・体重:24kg~34kg

  • ◇起源・歴史・沿革・系統:
  • ダルメシアンは、はっきりしている範囲として、旧ユーゴスラビアのダルメシア地方に起源をもち、ビクトリア王朝ごろ(1800年代前半から1900年ごろ)のイギリスなどで馬車の伴走を務める犬として飼われていました。
    そのため、筋肉質の強靭な体を持ち、何十キロという長距離も走ることができます。
    また、この馬車の列に動物などが近づいてきたときに護衛する役や、馬が盗まれるのを防ぐ役目も果たしていました。
    それに加えて、ダルメシアンの独特の見た目の気品さから、馬車を際立たせる一種の装飾のような意味もあったと言われています。

    歴史としては古く、古代エジプトの墓の壁画で、ダルメシアンに極めて似通ったブチの入った犬が描かれていますので、この犬がダルメシアンだとすれば、数千年前から存在していた犬種ということになります。

    始祖犬は不明で、グレードデンやポインター名前も挙がりますが、 あくまで推測のもとの話となっており、いずれにせよ真偽は不明のままとなっており、
    その起源と共に、それ以上の詳しいことはわかっていません。


    近代に至るまでにダルメシアンは、軍用犬、牧羊犬、狩猟犬、前述の馬車用の犬、そしてサーカス犬などにも幅広く活躍してきました。
    欧米では消防署でダルメシアンが使われており、馬車の伴走や人が離れている際の護衛としても活躍していました。
    現在でも消防署のマスコットキャラクターとして使われていることが見られるのは、その名残になります。


    また、1961年のディズニー映画「101匹わんちゃん」における主人公にダルメシアンが使われたことで現在のような犬種としての人気が出たと言われています。
    しかしながら、家庭犬に不向きな部分も多く一般的な位置からは後退していますが、愛好家たちの中で長く愛されている犬種になります。


    ◇こんなスタイルで犬を飼いたい方・こんな状況の方との相性Good!!
    ・アクティブな生活を犬と楽しみたい方
    ・ただ厳しいだけでなく、褒めたり信頼関係を築きながら根気よくしつけを行える
    ・愛犬との運動をとことん付き合える方
    ・小さいお子様がいない環境
    ・飼育環境として広いスペースを用意できる
ダルメシアンのメイン写真 ダルメシアンの特徴評価グラフ

しつけのしやすさ

ダルメシアンは、飼い主さんに対して従順で、深い愛情・高い忠誠心をもって接してくれる犬種です。
そのため、アイコンタクトが取りやすく、しつけるときにはアイコンタクトを取りながら意思疎通をはかることができます。

聡明で記憶力も高いので、素質的には充分しつけられる高い能力を持っています。
ただ、しつける際に飼い主さんとの関係性が悪くなると、ダルメシアンがそのイメージを持ち続けるのと、 我が強い部分も持っていますので、注意が必要です。

また、ダルメシアンに多い聴覚障害を持っていた場合、多かれ少なかれ、 しつけへの障壁になる恐れがあります。

気性の穏やかさ・性格

性格的には非常に好奇心が旺盛で、 普段の遊びの中で新しいおもちゃの登場の際などに対しテンションが一気に上がることがあります。

警戒心が若干強いため、見慣れない人や他の犬に対して警戒する態度を見せることもしばしば見られますが、 逆に、飼い主さんや家族には非常に愛情をもっていて一緒にいたがります(孤独でいるのを好みません)。

身体的能力は非常に高い犬種ですが、攻撃性は低い犬種です。

また、神経質な面も持っていますので、大きな音・聞きなれない音へのケア、家の中や寝床などで普段の生活で落ち着ける居場所を確保してあげる、生活のリズムやきちんと保ってあげる、など配慮が必要になります。

病気・けがへの強さ・寿命

平均寿命は10~14年ぐらいですが、大型犬の中では寿命が長い方にはなります。

また、ダルメシアンが特にかかりやすい遺伝的な疾患リスクのある病気に、 聴覚障害(3割程度が何らかの聴覚障害があると言われている)・尿路結石症(尿道結石)があります。

また、尿路結石(尿道結石)は、小型犬に特に多いのが特徴ですがダルメシアンも発症リスクがあります。
この病気は、基本的にはストルバイト結石またはシュウ酸カルシウム結石が尿道にできてしまうことにより起こりますが、おしっこを我慢しないでできる、水分をたくさん取る、肥満に注意する(食事の栄養バランスと消化が良いもの)という点が重要になってきます。
なお、ストルバイト結石の場合は食事療法も可能、シュウ酸カルシウム結石は外科手術が必要・手術後に食事療法など、といったパターンが多くなります。

他の犬や子どもとの同居しやすさ

ダルメシアンは友好的な犬種ですが、その旺盛な好奇心が刺激されたりして興奮しすぎている状態の際は、 小さいお子様にとっては危険がありますので制御が必要です。
少なくとも小さなお子様はダルメシアンの非常に多い運動量についていくという点でも難しいでしょう。

また、独占欲を若干もっている部分もあるため、飼い主さんに対する嫉妬などで他の犬やお子様とけんかになってしまうこともあります。
備わっている犬種の性格としては、攻撃性は低い犬種です。

運動量の多さ

ダルメシアンは活発で遊び好き。
そして、猟犬・番犬・牧羊犬・軍用犬・サーカス用の犬などなんでもこなしてきた犬種でもあり、 高い体力を誇る犬種で、運動量は非常に多くなります。
飼い主さん側にも、しっかりと運動に付き合ってあげられる体力が要求されるのと、 普段の生活環境として充分に動き回れるスペースを用紙できることが重要になります。

散歩のほうは、1回あたり1時間程度を1日2回程度は必要になります。

体の特徴・被毛・毛色の特徴

ダルメシアンの被毛は、短く硬めの毛が体の表面を覆っており、スムースコートになります。
被毛の色は、白が地色で黒のまだら模様(ブチ)が全身に広がっています。
この黒のまだら模様(ブチ)は、胸元・胴体・背中から脚・頭・尻尾といった体の末端に向かって小さい円になっていく傾向があります。

体格は、筋肉質な体つきでマズル(鼻先)は長め、脚はスラっと長い、尻尾は細く長くなっています。
かなり速いスピードで走ることができ、特に後ろ脚の推進力が大きく、歩幅は広い。

里親・ブリーダー・値段

ダルメシアンの動画集

[再生は画像をクリック]

ダルメシアンの動画 その1

ダルメシアンの動画 その2

ダルメシアンの動画 その3


関連ページ一覧

ダルメシアン(Dalmatian)に関する記事一覧

現在、ダルメシアンの記事はありません。


ダルメシアン(Dalmatian)に関する相談投稿

現在、ダルメシアンに関する相談はありません。


ダルメシアンと行ったドッグラン口コミ投稿

現在、ダルメシアンとのドッグラン口コミ投稿はありません。

当サイトの内容・テキスト・画像等の無断転載・無断使用を固く禁じます。