【おとなしく飼いやすいテリア、だけど国内原産の超稀少な日本テリア】

日本テリアの基本情報(性格・しつけ・病気など)

 
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日本テリア
[英記]:Japanese Terrier

    ◇基本データ
  • ・サイズ:  小型犬
  • ・体高:30cm~35cm
  • ・体重:5kg~6kg

  • ◇起源・歴史・沿革・系統:
  • 日本テリアは、原産国が日本のテリア種の一種で、近年で数が非常に少なくなっており絶滅が危惧されています。 唯一の日本原産のテリア種になります。

    起源としては、18世紀頃の江戸時代において、長崎に渡来したオランダ原産のスムース・フォックス・テリアと 日本在来犬種の小型犬を交配し、品種改良され誕生しています。
    また、一説では、それ以外にも『トイ・マンチェスター・テリア』、 『イタリアン・グレーハウンド』、 『トイ・ブル・テリア』も、品種改良される中で混ざったとも言われています。

    その後、1900年代の前半頃には人気が出たことで一気に数が伸びましたが、 太平洋戦争の影響により繁殖が打ち止めになり、そこから数が一気に激減しました。

    なお、日本テリアは『神戸テリア』とも呼ばれることがありますが、 これは神戸で品種改良されたことから由来しています。他にも『ミカドテリア』、 とあるテリア愛好家の日本女性の名前から『お雪テリア』などと呼ばれたりもしています。


    ◇こんなスタイルで犬を飼いたい方・こんな状況の方との相性Good!!
    ・やっぱり国産。日本原産の犬種にこだわりたい
    ・テリアの活発・遊び好きな部分は好きだが、おとなしめの性格が希望
    ・運動量は少ない方が良い
    ・稀少な犬種を飼ってみたい
日本テリアのメイン写真 日本テリアの特徴評価グラフ

しつけのしやすさ

日本テリアは、その名の通り日本で誕生した小型犬で、活発さと利発さを併せ持つ犬種です。しつけのしやすさに関して言うと、基本的には比較的覚えが早く、人間との関係を重視する傾向が強いことから、初心者でも取り組みやすい犬種に分類されます。ただし、同じテリア系統の犬種らしく、自立心や自己主張の強さが垣間見えることも多く、その点を理解しながら根気強く接する必要があります。

まず、日本テリアは非常に頭の回転が速く、飼い主の声色や表情の変化にも敏感に反応します。このため、一貫性のある指示を繰り返し行うと、比較的短期間で指示を理解して行動に移すことが可能です。一方で、しつけにおいては「なぜこの行動を求められているのか」を犬自身が納得するように教えることが重要です。強制的に叱責したり、力で従わせるようなやり方では信頼関係が損なわれ、かえって反発や萎縮を招いてしまう恐れがあります。

また、日本テリアは愛情深く人に寄り添う性質を持っているため、飼い主からの褒め言葉やスキンシップが大きな動機づけとなります。ご褒美としてのおやつも効果的ですが、この犬種は体が小さく胃腸も繊細な場合があるため、量や質には注意が必要です。適度なおやつと、飼い主の喜びの表現を組み合わせることが、しつけをスムーズに進めるコツとなります。

さらに、しつけを考える上で重要なのが「社会化期」の過ごし方です。日本テリアは知らない人や物音に敏感に反応することがあり、社会化不足だと警戒心が強くなり、吠えやすくなることがあります。子犬の頃からさまざまな人や環境に慣れさせ、安心して過ごせる経験を積ませることが、その後の暮らしやすさに直結します。

加えて、日本テリアは活発な一面があるため、退屈を嫌い、刺激が不足すると問題行動につながりやすい傾向も見られます。単なる「芸」や「指示の従順さ」を求めるのではなく、頭を使わせ、体を動かしながら達成感を得られるような遊びや訓練を組み合わせると良いでしょう。例えば、簡単なアジリティ要素を取り入れたり、知育玩具を使って工夫しながらごはんを食べさせたりすると、犬自身が楽しみながらしつけを受け入れることができます。

まとめると、日本テリアはしつけが難しい犬種ではありませんが、単純に「従順にさせる」だけでは本領を発揮できない犬です。人と信頼関係を築きつつ、遊びや愛情を通じて学びの場を作っていくことが、しつけの成功に不可欠です。愛情と一貫性をもって向き合えば、日本テリアはとても素直で飼いやすいパートナーとなってくれるでしょう。

気性の穏やかさ・性格

日本テリアは、小型でスタイリッシュな外見を持ちながら、その内面には人懐こさと活発さがバランスよく備わっています。性格の面では、家庭犬として非常に魅力的な要素を持ち合わせており、日本における「愛玩犬」としての歴史が長いことも頷ける犬種です。

まず、日本テリアの大きな特徴は「人との結びつきの強さ」です。飼い主や家族に対して深い愛情を示し、常に近くで過ごしたがる傾向があります。これは、単なる「甘えん坊」といった表現にとどまらず、人と共にいることで安心感を得て、精神的な安定を保つ性質といえるでしょう。したがって、長時間の留守番にはやや不向きであり、放置されることが続くと不安やストレスから問題行動を起こす場合もあります。

また、日本テリアはテリア系らしい独立心や好奇心も持っていますが、他の多くのテリア犬種と比べると攻撃性や頑固さは控えめです。むしろ繊細で神経質な面を見せることがあり、大きな音や急な環境の変化に敏感に反応する傾向があります。この点は「穏やかさ」とは少し異なりますが、適切な社会化や慣らしを行えば、安定した性格を発揮してくれるでしょう。

性格を語るうえで外せないのが「遊び好き」な一面です。日本テリアは小柄ながらも非常に俊敏で、遊びや散歩を心から楽しみます。特に飼い主と一緒に行う遊びを好み、ボール遊びや簡単なトリックの習得にも意欲的です。このような活動的な面があるため、家庭内に活気をもたらしてくれる存在でもあります。ただし、過剰に刺激が強い遊びや荒っぽい扱いは好まないので、丁寧に接することが大切です。

もうひとつ、日本テリアの性格を語るうえで重要なのは「警戒心」の強さです。見知らぬ人や環境に対しては、最初は慎重に距離を取ることが多く、吠えて注意を促すこともあります。これは番犬的な役割としてはプラスに働きますが、過度な吠えにつながらないよう、子犬の頃からの社会化が求められます。ただし、基本的に攻撃的な性格ではないため、慣れてしまえば人懐こさを存分に発揮し、友好的に接するようになります。

総じて、日本テリアの性格は「人懐こく、遊び好きで、やや繊細」という言葉でまとめられます。家庭の中では明るく愛情深い存在であり、家族との信頼関係を築くことで、その穏やかさと賢さを発揮してくれるでしょう。反面、独りで過ごす時間が長すぎると不安を抱きやすいため、「人と共に暮らすこと」を大切に考える家庭に適した犬種といえます。

病気・けがへの強さ・寿命

日本テリアは、古くから日本の気候風土に適応してきた犬種であり、そのため比較的丈夫で長生きしやすい傾向を持っています。平均寿命は12〜15年ほどとされ、小型犬の中でも標準的からやや長寿といえる範囲に収まります。適切な生活環境と健康管理を心がければ、シニア期になっても元気に過ごす個体は少なくありません。

しかしながら、他の犬種と同様に日本テリアにも注意すべき病気や体質的な特徴が存在します。まず注目すべきは、その短毛で被毛が非常に薄いという特性です。日本テリアはダブルコートではなく、きめ細かいスムースコートで体を覆っており、寒さに非常に弱い傾向があります。冬季の散歩や冷暖房の効いた室内環境では、服や毛布などで保温対策を講じる必要があります。寒さによる体調不良や免疫力の低下は、呼吸器系のトラブルや体調不良を招くリスクを高めるため、特に注意が求められます。

また、日本テリアは体が小さいため、骨や関節の病気にも気を配らなければなりません。特に膝蓋骨脱臼(パテラ)は小型犬に多く見られる疾患で、日本テリアも例外ではありません。膝関節が不安定になることで歩行がスムーズにいかなくなったり、痛みを伴ったりすることがあります。予防のためには、過度な段差の上り下りや滑りやすい床を避ける工夫が必要です。

さらに、遺伝的な疾患としては皮膚トラブルが比較的多いとされています。被毛が短いため皮膚が露出しやすく、外傷やアレルギー性皮膚炎、乾燥による炎症が起こりやすいのです。特に日本の乾燥する冬場や、湿気の多い梅雨の季節には肌の状態が変化しやすく、定期的なチェックと保湿ケアが大切です。皮膚の異常は早期に対応することで慢性化を防ぐことができます。

内臓疾患としては、他の小型犬同様に心臓疾患や歯周病にも注意が必要です。特に歯周病は軽視されがちですが、放置すると歯の喪失だけでなく、全身の健康状態に悪影響を及ぼすこともあります。日本テリアは口が小さいため歯石が溜まりやすく、口腔ケアは毎日の習慣として欠かせません。

日本テリアの長寿を支えるためには、病気の予防と早期発見が鍵となります。定期的な健康診断やワクチン接種に加え、日常生活での観察が重要です。特に食欲や排泄、歩行の様子に少しでも異変が見られたら、早めに獣医師へ相談することが望まれます。また、活発な犬種なので運動を楽しませつつも、体格や関節に無理のない範囲で活動させることが健康維持につながります。

まとめると、日本テリアは大きな遺伝病のリスクは比較的少なく、きちんとしたケアを行えば健康で長生きする犬種といえます。しかし寒さや皮膚の弱さ、関節への負担といった点に配慮が必要であり、家庭での細やかな注意とケアがその寿命をより充実したものにしてくれるでしょう。

他の犬や子どもとの同居しやすさ

日本テリアは、その小柄な体と愛嬌のある性格から家庭犬として人気を集めてきました。しかし、他の犬や子どもと同居する際には、いくつかの特徴を理解しておく必要があります。

まず、他の犬との相性についてですが、日本テリアはテリア系の血を引いているため、元来持っている「自立心」と「警戒心」が影響し、相手によって態度が変わることが少なくありません。フレンドリーで遊び好きな性格を発揮する一方、相手が強気な犬や落ち着きのない犬であれば、自分を守るために吠えたり、距離を取ったりすることもあります。ただし、日本テリアは他のテリア犬種と比べると攻撃性が弱く、飼い主が適切にコントロールしてあげれば、問題なく共存できるケースが多いのも特徴です。特に子犬の頃からさまざまな犬と触れ合い、社会化を十分に行っておくと、成犬になってからもフレンドリーな関係を築きやすくなります。

次に、子どもとの関係性についてです。日本テリアは基本的に人が大好きで、家族と強い絆を結ぶ犬です。特に穏やかで思いやりのある子どもとは、良い遊び相手になり得ます。ただし、体が小さく骨も細いため、乱暴な扱いや急な動きには弱く、小さな子どもが力加減を誤るとケガにつながる恐れがあります。子どもと暮らす場合には、大人が必ずそばで見守り、犬にストレスや負担がかからないよう配慮することが大切です。逆に、子どもが優しく接してくれる環境では、日本テリアは大変愛情深く応え、良き家庭犬として振る舞います。

もうひとつ重要な点は「縄張り意識」と「警戒心」です。日本テリアは家族を大切に思う一方で、見知らぬ人や動物に対して慎重に接する性質を持っています。そのため、初対面の犬や子どもと突然接触すると緊張してしまうことがあります。こうした場面では無理に近づけるのではなく、犬自身が安心できる距離感を保ちながら、徐々に慣れさせていくことが望ましいです。

さらに、日本テリアは「群れ」での関係性よりも「人との強い絆」を重視する傾向があります。つまり、多頭飼育に向くタイプではなく、飼い主との一対一の関係を深めることで真価を発揮する犬種といえるでしょう。もちろん、しっかり社会化された個体であれば他犬との同居も不可能ではありませんが、日本テリアにとっては「犬同士の群れ」よりも「人間とのパートナーシップ」の方が心地よい場合が多いのです。

まとめると、日本テリアは基本的に人懐こく、子どもや他犬とも共存可能な犬種です。しかし、その体の小ささと繊細さを理解し、無理のない接触や十分な社会化を意識することが不可欠です。特に子どもとの暮らしでは、大人が間に入り、犬にとって安心できる関係性を築くことが、家庭全体の調和につながります。

運動量の多さ

日本テリアは、見た目の華奢さや小型犬らしいサイズ感から「室内で静かに過ごす犬」と誤解されがちですが、実際にはかなり活動的で運動欲求の強い犬種です。そのルーツをたどると、テリア系特有の機敏さとエネルギッシュさを色濃く受け継いでおり、十分な運動と精神的な刺激がなければストレスを溜めやすい性質を持っています。

まず、日常生活における運動量の目安としては、1日2回、30分程度の散歩が基本とされます。ただし、これは最低限の目安に過ぎず、日本テリアの個体差によっては1時間以上の活動を必要とする場合もあります。特に若い犬や活発な性格の個体では、散歩だけでなく遊びやトレーニングを組み合わせて、体力を発散させることが大切です。

日本テリアは走ることが得意で、俊敏な動きを見せるため、ドッグランなどで自由に走らせると大きな満足感を得られます。小さな体ですが、スピード感のある動きと敏捷性は非常に高く、ボール遊びやフリスビーのような運動も好みます。ただし、骨や関節に負担がかかりやすい犬種でもあるため、高すぎるジャンプや無理な動きは避け、体格に合った遊びを心がける必要があります。

また、日本テリアは単なる「体を動かす運動」だけでなく「頭を使う刺激」も求める犬です。退屈を嫌う傾向があり、刺激が不足すると吠えやいたずらといった行動に出やすくなります。そのため、知育玩具や簡単なトリックを教えるトレーニング、アジリティ要素を取り入れた遊びなど、体と頭の両方を使う活動が理想的です。飼い主とのコミュニケーションを通じて運動を行うことで、単なる体力消費にとどまらず、絆の強化にもつながります。

一方で、日本テリアは被毛が非常に短く、寒さに弱いという特徴があります。寒い季節には散歩を嫌がることもありますが、運動不足が続けば健康面や精神面に悪影響を及ぼします。そのため、冬場は犬用の洋服を着せて散歩に連れ出したり、室内でできる遊びを工夫したりして、年間を通じて適切な運動量を確保することが重要です。

高齢期に入った日本テリアでも、適度な運動は欠かせません。年齢に応じて運動量を調整しながらも、軽い散歩やゆったりとした遊びを継続することで、関節の健康維持や肥満防止、精神的な充足感を保つことができます。

まとめると、日本テリアは小型犬でありながらも「運動好きで活動的な犬種」といえます。散歩だけでなく、飼い主と一緒に楽しめる遊びや知育を取り入れることで、その欲求を満たし、家庭犬としての安定した性格を引き出すことができます。つまり、日本テリアと暮らすには「体と頭をバランスよく使わせる生活」を意識することが不可欠なのです。

体の特徴・被毛・毛色の特徴

日本テリアは、そのスリムで洗練された姿から「和製テリア」と呼ばれるにふさわしい独特の美しさを持つ犬種です。全体的に引き締まった体型をしており、筋肉質ながらも軽快さを感じさせるバランスの良い構造をしています。その姿はしばしば「小さな馬」にたとえられるほど均整が取れており、日本犬には珍しい洋犬的なスタイルが魅力です。

体高は30〜33cm前後、体重はおよそ5kg前後と小型犬の範疇に収まります。しかし、骨格は華奢すぎず、必要な筋肉がしっかりとついているため、俊敏な動きを可能にしています。脚は長めで、胸郭は深く、全体的にスポーティーな体つきをしていることが大きな特徴です。頭部はやや小さめで、口吻はシャープに引き締まり、耳は三角形でやや大きく、前方に折れ曲がる「ボタン耳」と呼ばれる形をしています。目は暗色で表情豊か、賢さや好奇心を感じさせます。

被毛に関しては、日本テリア最大の特徴のひとつといえるでしょう。非常に短く、光沢のあるスムースコートで、手触りは絹のように滑らかです。毛の長さは1cmにも満たないほどで、触れると肌の温もりが直に感じられるほど薄い被毛をしています。ダブルコートではなくシングルコートのため、抜け毛は比較的少なく、お手入れは楽な部類に入ります。しかしその反面、保温性は低いため寒さに弱く、冬季は衣類や毛布による保護が不可欠です。

毛色については、日本テリアならではの特徴的なパターンが見られます。最も一般的なのは「トライカラー」で、頭部は黒、褐色、白の3色が入り混じった独特の模様を持ち、体は純白の毛に覆われるというコントラストの強い配色です。特に「顔は黒・茶が入り、体は白一色」というスタイルは、日本テリアの代名詞ともいえる外見的特徴です。このカラーリングは個体ごとに微妙な差があり、顔の模様の入り方で印象が大きく変わるのも魅力のひとつです。

被毛の特徴から、日本テリアは定期的なブラッシングを必要としないと考えられがちですが、皮膚が露出しやすい分、外的刺激や乾燥に敏感です。そのため、週に数回程度のラバーブラシやグローブでのケアを行い、血行を促進するとともに皮膚の状態をチェックする習慣が大切です。また、紫外線にも弱いため、夏場の直射日光には注意が必要です。散歩の際には日陰を選んだり、必要に応じて日焼け対策を施すことが望ましいでしょう。

総じて、日本テリアは小型でありながらもスポーティーで洗練された体型を持ち、その美しい被毛と独特な毛色のコントラストが強い印象を与える犬種です。その外見は一度見ると忘れがたい個性を放ち、日本犬と洋犬の特徴を兼ね備えた唯一無二の存在感を示しています。

里親・ブリーダー・値段

日本テリアは日本原産の小型犬でありながら、国内でも飼育頭数が非常に少なく、希少な犬種に分類されます。そのため、一般的なペットショップで出会える可能性はほとんどなく、迎えるためにはブリーダーや専門の団体を通じて探す必要があります。

まず、里親制度についてですが、日本テリアは頭数が少ないため、保護犬として出会える機会はかなり限られています。日本国内の動物愛護団体や里親募集サイトでまれに掲載されることがありますが、タイミングが重要です。また、希少犬種という性質上、日本テリアを保護している団体自体が少なく、一般的な雑種犬や人気犬種に比べて出会う確率は低いでしょう。もし里親として迎えることを考えるのであれば、情報をこまめにチェックし、団体や保護主との信頼関係を築きながら進めることが必要です。

一方、ブリーダーから迎える方法は、より確実な選択肢となります。ただし、日本テリアを専門に繁殖しているブリーダーは非常に少なく、日本国内でも限られた数にとどまります。繁殖数自体が少ないため、希望してすぐに子犬を入手できるとは限らず、予約待ちになるケースも多いです。信頼できるブリーダーを選ぶ際には、犬舎の衛生状態や親犬の健康管理、社会化への取り組みをよく確認することが大切です。日本テリアは希少な犬種ゆえに、血統の健全性を守る努力を続けているブリーダーが多いですが、中には希少性を利用して高額な取引を行うケースもあるため注意が必要です。

値段については、子犬の価格相場はおおよそ20万〜40万円前後とされています。ただし、毛色の美しさや血統の優秀さ、ショータイプかペットタイプかによって価格は変動します。日本テリアは出産頭数が少ないことから、他の一般的な小型犬に比べるとやや高額な傾向にあります。また、輸入による入手もほとんど期待できないため、国内の限られたブリーダーを通じて迎えるのが基本となります。

迎え入れるにあたり、初期費用は子犬代だけでなく、ワクチン接種、健康診断、必要な生活用品(ケージ・ベッド・食器・トイレ用品など)を含めると数十万円単位の準備が必要です。さらに、日本テリアは寒さに弱く皮膚もデリケートなため、洋服やスキンケア用品なども生活必需品として考慮しておくべきでしょう。

総じて、日本テリアを家族に迎えるには「出会うまでの根気」と「適切なブリーダー選び」が重要なポイントとなります。その希少性ゆえに安易に流通していない分、責任感を持って繁殖しているブリーダーが多いのも特徴です。希少犬種ならではの入手の難しさはありますが、その分だけ迎えた際の喜びと特別感は大きく、日本テリアという唯一無二の存在を暮らしの中で実感できることでしょう。

日本テリアの動画集

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日本テリアの動画 その1

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