オールド・イングリッシュ・シープドッグの原産国はイギリスです。
オールド・イングリッシュ・シープドッグ(=古いイギリスの牧羊犬)というその名の通り、 19世紀頃は家畜である羊の移動の際にオオカミなどから羊たちを護衛したり、 誘導する役目(メインの役目は護衛だったよう)の牧羊犬として活躍していましたが、 “オールド”と言えども、実は歴史は浅く、19世紀頃から登場した犬種となります。
先祖犬については、現在でもはっきりわかっていません。
一説によると、スコットランドの地犬の牧羊犬やベアデッド・コリー などの血が入っているのではないかとも言われています。
1960年代には、このオールド・イングリッシュ・シープドッグをイギリスの塗料メーカーがCMに起用したことがきっかけで、 一躍有名になりましたが、現在でも様々なところで起用されており人気の犬種となっています。
オールド・イングリッシュ・シープドッグは、牧羊犬としての歴史を持つ犬種であり、人間との協調性が強く、基本的にはしつけがしやすい部類に入ります。牧羊犬は人の指示を理解し、群れをまとめる役割を果たすため、知能が高く学習能力に優れているのが特徴です。そのため、適切なトレーニングを行えば、比較的短期間でコマンドを習得できる傾向があります。
ただし、しつけがしやすいといっても、全ての個体が従順に育つわけではありません。オールド・イングリッシュ・シープドッグは独立心も強く、またユーモアのある性格で「自分なりの解釈」をする場面も見られます。例えば「待て」と指示しても、きちんと理解しているのに、気分によっては「少しだけ動いてもいいだろう」と自己判断することがあります。このような行動は知能の高さの裏返しでもあるため、叱責だけでなく、ポジティブな強化(褒める、遊びを取り入れる、ご褒美を与える)を軸にしたしつけが効果的です。
また、子犬期の社会化が特に重要です。オールド・イングリッシュ・シープドッグは見た目の大きさに反して繊細な一面があり、幼少期に人や犬、環境に十分に慣れていないと、成長してから臆病さや警戒心の強さが出てしまうことがあります。これは無駄吠えや過度な警戒行動につながる可能性があるため、子犬のうちから多様な経験を積ませ、ポジティブに人や環境と関わらせることが望まれます。
加えて、オールド・イングリッシュ・シープドッグは体が大きく力も強いため、基本的なマナーのしつけを怠ると飼い主がコントロールできなくなる危険性があります。特に「引っ張り癖」「飛びつき癖」は早期に直すべきです。力で抑え込もうとすると逆効果になることも多いので、リードを緩めた状態で歩けたときにしっかり褒め、飼い主と歩調を合わせる習慣をつけることが重要です。
さらに、彼らは遊び心旺盛でユーモアに富んだ性格を持っているため、単調なトレーニングでは飽きてしまう傾向があります。しつけを効果的に進めるためには、バリエーションを持たせ、時にゲーム感覚を取り入れると集中力を維持しやすいです。例えば、ボール遊びに「持ってこい」や「離せ」の指示を組み込んだり、かくれんぼを通じて「探せ」の指示を覚えさせることも効果的です。
また、オールド・イングリッシュ・シープドッグは人との強い絆を求める犬種でもあります。放置時間が長いとストレスが溜まり、問題行動(破壊行動や過度な吠え)が出やすくなるため、トレーニングを単なる「命令」としてではなく「一緒に楽しむ時間」と捉えることが、良好な関係としつけの成功につながります。
総じて、オールド・イングリッシュ・シープドッグは知能の高さと協調性を兼ね備え、正しいアプローチを取れば非常にしつけやすい犬種です。しかし、大型犬ゆえのパワーや独立心も考慮し、子犬期の社会化、ポジティブ強化、バリエーションあるトレーニングを心がけることが、飼い主にとっても犬にとっても快適な生活を築く鍵となるでしょう。
オールド・イングリッシュ・シープドッグは、そのユーモラスな外見からも想像できるように、非常に温厚でフレンドリーな性格を持つ犬種です。牧羊犬として人と共に働いてきた歴史から、人間との協調性が強く、家庭犬としても愛されやすい性質を備えています。特に、家族に対して深い愛情を抱き、常に人のそばにいたいと感じる傾向が強いため、飼い主にとってはとても心強い伴侶になります。
気性の穏やかさという点では、大型犬の中でもかなり安定しており、攻撃性は低めです。むしろ、人懐こさや社交性の高さが目立ち、初対面の人にも比較的友好的に接する個体が多いといえます。ただし、この社交性は裏を返せば「寂しがり屋」の一面を持つことでもあり、長時間の留守番や孤独な環境は精神的な負担となりやすいです。そのため、家庭の中で多くの時間を共に過ごせる環境が理想です。
一方で、牧羊犬として培われた「群れをまとめる本能」が強く残っているため、時に独特な行動が見られることがあります。例えば、走り回る子どもや他の犬を「追い込み」しようとする仕草や、足首を軽くつつくような動作を見せることがあります。これは攻撃ではなく本能に基づく行動ですが、知らない人からすると驚かれることもあるため、飼い主はその特性を理解しておく必要があります。
性格的にはユーモアにあふれ、遊び好きで、時には「おどけた」ような行動をとることも珍しくありません。飼い主の反応を見て楽しんでいるかのような仕草をする犬も多く、このおおらかさと明るさがオールド・イングリッシュ・シープドッグの大きな魅力といえます。ただし、遊びがエスカレートすると大型犬のパワーゆえに人を押し倒したり、勢い余って怪我につながる可能性もあるため、ある程度のコントロールは必要です。
また、見た目の大きさに反して、非常に繊細で優しい心を持つ犬でもあります。飼い主の感情に敏感で、怒鳴られると強いストレスを感じたり、萎縮してしまうこともあります。そのため、厳しさ一辺倒のしつけは逆効果となり、信頼関係を損ねる可能性があります。むしろ、褒めて伸ばす、安心させる、共に楽しむといった関わり方が、オールド・イングリッシュ・シープドッグの性格に合っています。
総じて、この犬種は家庭向きの穏やかさを備えつつ、独特の遊び心と牧羊犬らしい本能を持つユニークな存在です。明るくフレンドリーで、家族の笑顔を引き出す力を持ちながらも、繊細な面を理解して接することで、より豊かな絆を築くことができるでしょう。
オールド・イングリッシュ・シープドッグは、外見からもわかる通りがっしりとした体格と豊かな被毛を持ち、一見すると頑健そうに見える犬種です。実際に寒冷地や風雨にも耐えられる体質を備えており、気候に左右されにくい丈夫さを持っています。しかし、純血種であるがゆえに遺伝性の病気がいくつか知られており、注意深い健康管理が求められます。
まず、この犬種に比較的多く見られる疾患として股関節形成不全が挙げられます。大型犬に共通する問題でもありますが、成長期に過度な運動や急激な体重増加があると発症リスクが高まります。股関節形成不全は歩行の異常や痛みを伴い、生活の質を著しく低下させるため、子犬期から適切な体重管理と運動のバランスが必要です。
また、眼の病気も注意点のひとつです。特に進行性網膜萎縮(PRA)や白内障などが知られており、視力の低下につながる恐れがあります。視力の変化は初期には気づきにくいため、定期的な動物眼科でのチェックが望ましいでしょう。
さらに、オールド・イングリッシュ・シープドッグは甲状腺機能低下症や自己免疫疾患など、ホルモンや免疫系に関わる病気が出やすい傾向があります。甲状腺機能低下症は体重増加、脱毛、活動性の低下などの症状を示しますが、血液検査で比較的早期に発見できるため、定期健診での確認が重要です。
被毛が豊かであることは寒さには強い一方で、熱に弱いという弱点もあります。特に夏場は熱中症のリスクが高く、毛量が多いため体温調節がしにくい点には注意が必要です。室内でもエアコンで涼しく保つ、日中の散歩を避けるなどの配慮が必須となります。
寿命については、オールド・イングリッシュ・シープドッグは大型犬としては比較的長生きする方で、平均で11〜13年ほどとされています。ただし、これは健康管理が行き届いた場合であり、肥満や関節疾患を放置すれば寿命は短縮する可能性があります。大型犬にしては活発さと適応力が高いため、日常的に適度な運動とバランスの良い食事を維持することが長寿につながります。
怪我に関しては、大型犬で体重が重いため、関節や靭帯への負担が大きいのが特徴です。特に、前十字靭帯の断裂は活動的な犬に起こりやすく、治療には長期間の安静や手術が必要になることもあります。階段の上り下りや急激なジャンプは控えめにし、筋肉を維持するための適度な運動を日常的に取り入れるのが望ましいです。
総合的に見れば、オールド・イングリッシュ・シープドッグは頑健さと弱点がはっきりした犬種といえます。丈夫な外見に安心せず、関節や目、ホルモン系疾患に注意しながら、日々のケアを積み重ねることが大切です。適切な食事管理と環境づくり、そして定期的な健康チェックを行えば、家庭の中で長く健やかに過ごしてくれるでしょう。
オールド・イングリッシュ・シープドッグは、家庭犬として非常に人気のある理由のひとつが、その「同居のしやすさ」にあります。基本的に温厚で友好的な性格を持つため、他の犬や子ども、さらには猫などの動物とも良好な関係を築ける可能性が高い犬種です。
まず、子どもとの相性についてですが、オールド・イングリッシュ・シープドッグは非常に忍耐強く、子どもが多少手荒に接しても我慢して受け止めることが多い犬です。大きな体でありながら、優しい性格ゆえに攻撃的に出ることは少なく、むしろ「遊び相手」として子どもと一緒に走り回る姿がよく見られます。また、牧羊犬としての本能から、群れを守ろうとする意識が強く、子どもを「自分の群れの一員」と見なすことで、自然と守護者のような役割を果たすこともあります。親にとっては安心感を与えてくれる存在となるでしょう。
ただし、その遊び方には注意が必要です。体重30kgを超える大型犬であるため、じゃれ合いの中で勢い余って子どもを転ばせてしまうこともあります。これは決して攻撃性ではなく愛情表現や遊びの延長なのですが、小さな子どもにとっては危険につながるため、必ず大人が見守る環境で交流させることが望ましいです。
次に、他の犬との関係についてですが、オールド・イングリッシュ・シープドッグは基本的に社交的で、他犬とも仲良くすることができます。特に、子犬期にしっかりと社会化を行い、多様な犬種やサイズの犬と接する経験を積ませれば、将来的にトラブルは少なくなります。ただし、牧羊犬としての「まとめ役」気質が出ることがあり、他犬の動きをコントロールしようとする行動を見せることもあります。これは遊びの中で出やすい特徴で、相手の犬によっては不快に感じられる場合もあるため、飼い主が状況をよく観察する必要があります。
さらに、多頭飼いを検討する際にも、この犬種の協調性は大きな強みになります。オールド・イングリッシュ・シープドッグは「群れで行動する」ことに安心感を覚えるため、相性さえ合えば複数の犬と暮らすことに適しています。ただし、自己主張が強すぎる犬種や攻撃性のある犬との組み合わせは避けた方が無難です。
猫や小動物との同居に関しても、オールド・イングリッシュ・シープドッグは比較的寛容です。ただし、牧羊犬らしい「追いかける」行動が出ることがあるため、最初の段階では慎重に引き合わせる必要があります。相手の動物が安心できる安全地帯を用意し、徐々に慣れさせることで共生は十分に可能です。
総じて、オールド・イングリッシュ・シープドッグは他の犬や子どもとの同居に非常に向いた犬種といえます。ただし、大型犬であるがゆえの力強さや、牧羊犬としての「まとめたがる本能」が誤解を生むこともあります。飼い主がその特性を理解し、見守りと適切な指導を行うことで、家庭の中で誰にとっても安心で楽しい関係が築けるでしょう。
オールド・イングリッシュ・シープドッグは、外見のふわふわとした愛らしい姿からは想像しにくいかもしれませんが、本来は牧羊犬として働いてきた犬種であり、かなりの運動量を必要とします。のんびりした家庭犬のイメージを持たれがちですが、実際には身体能力が高く、体力も豊富で、適切な運動を取り入れなければ健康面にも行動面にも問題が出やすい犬といえるでしょう。
日常生活に必要な運動量の目安としては、成犬であれば1日2回、合計で1時間以上の散歩が理想です。ただ歩くだけでなく、時には軽いジョギングや広場での自由運動を取り入れると、より充実感を得られます。特に若い個体はエネルギーにあふれており、単調な散歩だけでは物足りなく感じることもあります。そのため、ボール遊びやフリスビー、追いかけっこなど、頭と体を同時に使える遊びを取り入れるのが効果的です。
牧羊犬としての背景を考えると、オールド・イングリッシュ・シープドッグは「ただ動く」だけではなく「目的を持った活動」を好みます。例えば、持ってこい遊びや障害物を使ったアジリティなど、課題をクリアする要素がある運動は非常に相性が良いです。これらの活動は身体的な疲労だけでなく、精神的な満足感も与えるため、ストレス発散や問題行動の予防につながります。
ただし注意すべきは、この犬種は大型犬で成長期の骨や関節に負担がかかりやすいことです。子犬期に過度なジャンプや長時間のランニングをさせると、関節の発育に悪影響を及ぼし、股関節形成不全などの病気を引き起こすリスクがあります。そのため、1歳半頃までは長時間の激しい運動を避け、遊びを中心とした短時間の運動を心がけることが大切です。
一方で、成犬以降は「運動不足」が最大の敵になります。運動が足りないと肥満に直結し、肥満は関節疾患や心臓病のリスクを高めます。また、エネルギーを持て余すことで無駄吠えや破壊行動が出ることもあります。特にオールド・イングリッシュ・シープドッグは賢い犬種のため、心身両面での刺激が不足すると退屈から問題行動を起こしやすいのです。
夏場の運動には特に注意が必要です。豊かな被毛は寒さには強いものの、暑さには弱く、熱中症のリスクが非常に高い犬種です。気温の高い日中は避け、早朝や夜の涼しい時間帯に散歩を行うことが望ましいです。また、休憩をこまめに取り、常に水を持参するなどの対策が欠かせません。
総じて、オールド・イングリッシュ・シープドッグは見た目の「ぬいぐるみのような穏やかな犬」とは裏腹に、実際には運動欲求が高い犬種です。飼い主はそのギャップを理解し、日々の散歩に加えて頭を使う遊びや適度なトレーニングを組み合わせることで、心身のバランスを整える必要があります。十分な運動を与えられれば、この犬は健康的で落ち着いた性格を保ち、家庭の中でさらに魅力的な存在となるでしょう。
オールド・イングリッシュ・シープドッグは、そのユニークな外見から「歩くぬいぐるみ」と形容されることもある犬種です。ふさふさとした被毛、大きく丸みのある体格、そして愛嬌のある表情は、一度見ると忘れられないほど印象的です。その外見は単なる可愛らしさだけではなく、牧羊犬として活動してきた歴史や用途と深く結びついています。
まず体格についてですが、オールド・イングリッシュ・シープドッグは大型犬に分類されます。体高はおおよそ53〜61cm、体重は30〜45kgほどが一般的で、骨太でがっしりとした構造を持っています。体つきは筋肉質で力強く、牧羊犬として牛や羊を追う際に必要な持久力や瞬発力を支える体型といえます。頭部は比較的大きく、額は広めで、顎はしっかりと発達しており、全体としてどっしりとした安定感があります。
次に特徴的なのは被毛です。オールド・イングリッシュ・シープドッグの被毛はダブルコートで、外側はやや硬めで豊かな長毛、内側は密度の高い柔らかなアンダーコートで構成されています。この二層構造が、厳しい寒さや雨風から体を守る役割を果たしてきました。毛は直毛からややウェーブがかったものまで個体差がありますが、いずれも非常にボリュームがあり、全身を覆う姿は迫力があります。
毛色に関しては、ブルー&ホワイトが最も代表的です。ブルーといっても鮮やかな青ではなく、グレーがかった青みを帯びた色調で、そこに白が混じるのが一般的です。顔の一部や胸、四肢の先端、尾の部分に白が入り、体の大部分はブルーやグレー系の毛色で覆われます。幼犬の頃は黒っぽい毛色をしている場合も多く、成長とともに色が淡くなり、成犬になると特徴的なブルーグレーに変化していきます。この色の移り変わりもオールド・イングリッシュ・シープドッグの魅力のひとつです。
被毛は美しさの象徴であると同時に、飼育における大きな課題でもあります。毛が非常に密集しているため、放置するとすぐに毛玉ができてしまいます。毛玉は皮膚病や不快感の原因となるため、定期的なブラッシングが欠かせません。理想的には毎日、少なくとも週に3〜4回は全身を丁寧にとかす必要があります。また、シャンプーも定期的に行う必要がありますが、豊かな被毛ゆえに乾かすのに非常に時間がかかります。そのため、家庭でのケアに加え、プロのグルーミングサロンを利用するケースも少なくありません。
外見的な特徴としては、尾が短い、もしくは生まれつき無い個体が多いことも挙げられます。この「ボブテイル」と呼ばれる特徴が犬種名の由来にもなっており、牧羊犬として働いていた時代には尾が家畜に踏まれるのを防ぐために短くされていたとも言われています。現在では断尾は多くの国で禁止されているため、自然に短い尾を持つ個体がオールド・イングリッシュ・シープドッグの特徴として残っています。
総じて、この犬種の体の特徴や被毛は、ただの見た目の可愛らしさを超えて、牧羊犬としての実用性と歴史を反映したものです。その魅力的な外観は人を惹きつけますが、同時に日々のケアに多大な労力を要する点も理解しておく必要があります。しっかりとした手入れを行うことで、オールド・イングリッシュ・シープドッグの持つ美しい姿と健康を保ち続けることができるのです。
オールド・イングリッシュ・シープドッグは、その愛らしい外見と温厚な性格から世界的に人気のある犬種ですが、日本国内では飼育頭数が多いとはいえず、入手方法はある程度限られてきます。主な入手経路としては、信頼できるブリーダーから譲り受ける方法、あるいは保護団体を通じて里親になる方法が考えられます。
まずブリーダーから迎える場合についてですが、オールド・イングリッシュ・シープドッグは大型犬であり、飼育環境や健康管理に高い水準が求められるため、しっかりとした知識と経験を持つブリーダーからの購入が推奨されます。特にこの犬種は股関節形成不全や目の疾患などの遺伝性の病気が知られているため、親犬の健康診断や血統の管理を徹底しているブリーダーを選ぶことが非常に重要です。信頼できるブリーダーは、犬をただ販売するのではなく、飼い主の生活環境や経験を聞き、飼育に本当に適しているかを確認したうえで譲渡を行います。そのような姿勢を持つブリーダーから迎えることで、犬の健康や幸せが長期的に守られる可能性が高まります。
価格については、オールド・イングリッシュ・シープドッグは希少性があるため比較的高額になる傾向があります。一般的には子犬の価格は30万円から50万円程度が相場とされますが、血統やショードッグとしての資質を持つ個体であれば、さらに高額になることもあります。価格の差は単なる「見た目」だけでなく、親犬の健康状態や育てられた環境に直結しているため、安さだけで選ぶことは避けるべきです。
一方で、保護団体や里親募集を通じてオールド・イングリッシュ・シープドッグを迎えるケースもあります。大型犬であることや手入れの大変さから、飼育放棄や里親募集に出されることもゼロではありません。その場合、譲渡費用は数万円程度に収まることが多いですが、健康診断や予防接種、去勢・避妊手術などの医療費が含まれることもあります。保護犬を迎える際には、過去の生活環境やトラウマが影響している場合もあるため、じっくりと信頼関係を築く覚悟が必要です。
なお、オールド・イングリッシュ・シープドッグはその豊かな被毛や運動欲求から、日常的な維持費が高くつく犬種です。フード代だけでなく、グルーミング代や健康管理にかかる費用を長期的に見積もる必要があります。特にグルーミングはプロに依頼すると1回あたり1万円以上かかることもあり、月に1〜2回通うと年間でかなりの出費になります。そのため、購入時の価格だけでなく、維持費を含めた経済的な準備が不可欠です。
総じて、オールド・イングリッシュ・シープドッグを迎えるには、経済的にも時間的にも相応の余裕が必要となります。しかし、その負担に見合うだけの魅力と喜びを与えてくれる犬種でもあります。信頼できるブリーダーや保護団体を通じ、健康で自分の家庭に合った個体と出会うことが、幸せな共生への第一歩となるでしょう。
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こんにちは。最近、オールド・イングリッシュ・シープドッグと暮らしている方たちと交流する機会が増えて、自分でも気になってきたのが「ヨダレや体臭って実際どうなんだろう?」という点です。SNSなんかで見る写真や動画だと、ふわふわで可愛くて、見ているだけで幸せな気分になるんですけど、やっぱり実際にお家で一緒に暮らすとなると、その辺も結構大事なポイン
.......(続きはここをクリック)こんばんは。最近、オールド・イングリッシュ・シープドッグの写真や動画を見る機会が増えて、そのモフモフの見た目にすっかりやられてしまいました。SNSでもよく話題になっているし、一度は直接触ってみたい、できれば一緒に暮らしてみたいな~なんて思うようになって色々情報を集めているんですが、ふと「これって初心者でも飼える犬種なんだろうか?」と不安にな
.......(続きはここをクリック)昔から何度も憧れてきた犬種のひとつが、オールド・イングリッシュ・シープドッグです。個人的には子どものころテレビや映画でもよく見かけて、モップ犬と言うか、あのふかふかで大きくて、歩いているだけで存在感抜群の姿にずっと惹かれていました。最近はお散歩中に見かけることは減りましたが、飼っている方の投稿を見るたびに「やっぱり素敵だなあ」と思ってつい検
.......(続きはここをクリック)犬種の特徴とか、実際に飼っているわけではないんですが、最近オールド・イングリッシュ・シープドッグにとても興味があって、いろいろと調べたりしています。もふもふでぬいぐるみみたいなルックスが本当に可愛いですよね。昔から映画やCMでも見かけることが多くて、一度は触ってみたいし、実際に暮らしている方の話も聞いてみたいなと思っています。ただ、どんな犬
.......(続きはここをクリック)最近、近所の公園でよくオールド・イングリッシュ・シープドッグを見かけるようになりました。あのキュートなもふもふ姿とノッソリ歩く感じがとても印象的で、実際の性格ってどんな感じなんだろうと気になっています。見た目はすごく大きくて迫力があるのに、飼い主さんの横でおとなしくお座りしていたり、子どもたちに触られてもまったく怒らない様子を見て「意外と温
.......(続きはここをクリック)突然ですが、最近とても気になっていることがあって、ここで相談させていただきます。私は昔から犬が大好きで、今までいろんな犬種の話を聞いたり写真を見たりしてきたのですが、ここ最近、オールド・イングリッシュ・シープドッグという犬種がとても目にとまるようになりました。ふわふわモコモコの被毛に、とっても優しそうな表情。外国の映画やドラマで見かけて「か
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