チャイニーズ・クレステッドドッグ、気になっている方が最近本当に増えてきましたね。見た目のユニークさに惹かれて調べてみると、性格の柔らかさや人懐っこさに驚く方も多いです。私はトリマー兼しつけ相談を受ける仕事をしており、チャイクレの飼い主さんたちともよくお話ししますが、この犬種はまさに“人との距離が近い”タイプだと感じています。
ただし、人間が大好きという一面の裏に、少し繊細で内向的な部分を持っている子が多いことも忘れないでほしいです。

チャイクレは、家族に対しては非常に深い愛情を見せます。ひとたび信頼関係ができると、どこまでも甘えてくるし、まるで人のように感情表現が豊かです。目で訴える、肩に寄りかかる、軽く手をのせる…そんな仕草が日常的に見られます。ですが、知らない人に対しては最初からオープンなわけではありません。
実際、トリミングやホテルの利用時に、初めて会うスタッフには最初緊張して固まる子も多いです。けれど、飼い主さんが安心して笑顔でいると、それを見て少しずつ心を開いていきます。つまり、飼い主の表情や態度がそのまま“安全信号”として伝わる犬種なんです。

他の犬との関係もよく質問を受けますが、チャイクレは基本的に攻撃的ではありません。むしろ、自分から喧嘩を売るようなことはほとんどなく、静かに様子を観察して動く慎重派が多い印象です。特にパウダーパフ（毛のあるタイプ）は、社交的な子がやや多い傾向があります。
一方でヘアレス（毛のないタイプ）は、敏感肌で環境の変化に少し神経質になることもあり、外で初対面の犬に囲まれると距離をとることがあります。こうした反応は性格というより、体の感覚の繊細さにも関係しています。

ご家庭が住宅街で、公園などで他の犬と出会う機会が多いとのことですが、最初は「見るだけ散歩」から始めるのがおすすめです。つまり、無理に触れ合わせるのではなく、少し離れた距離から他の犬を見せて、「外にはいろんな犬がいるけど怖くない」という学習を積み重ねます。
そのうえで、落ち着いて近づけるようになったら、短時間のあいさつをさせていくといいです。チャイクレは相手をよく観察してから動くタイプなので、焦らせない方が自信を育てやすいです。

また、来客への反応ですが、ここにも「慣れ」の要素が強く出ます。初めての人には控えめで、飼い主の後ろに隠れたり、じっと様子を伺ったりすることが多いですが、来る人が穏やかで声を荒げないタイプだと、意外と早く打ち解けます。おやつをあげてもらう経験を積むと、「来客＝楽しい」と思えるようになる子が多いです。
逆に、玄関のチャイム音などに強く反応してしまう子には、チャイム音の練習をしておくと良いですよ。録音した音を小さく流して、落ち着いていられたら褒める。これを繰り返すと、無駄吠えもだんだん減っていきます。

小さなお子さんとの関係については、どちらかというと「相手の動きに敏感に反応する」タイプです。大きな声や予測できない動きが苦手な子もいるため、最初のうちは短時間の接触で慣らしてあげるのが安心です。
ただ、チャイクレは学習能力が高いので、優しく接してもらう経験を積めば、次第に小さな子にも穏やかに寄り添えるようになります。過去に担当したご家庭でも、最初は逃げ回っていたのに、半年後にはお昼寝を一緒にするほど仲良くなった例もありました。

性格形成に関しては、生まれつきの気質もありますが、やはり育った環境の影響がとても大きいです。社会化期（生後2〜4ヶ月頃）に、さまざまな人や犬、音、匂いにポジティブな形で触れさせてあげると、外の世界にも好奇心を持てる犬になります。
もし迎える時期にその期間を過ぎている場合でも、焦らず、ひとつずつ“安心の経験”を重ねていけば大丈夫。チャイクレは信頼関係を築くのが上手なので、穏やかに育てれば、性格も柔らかく安定していくことが多いです。

ドッグランでは、積極的に走り回るタイプもいれば、端の方で日向ぼっこしているだけの子もいます。遊びのペースは本当にそれぞれなので、「他の犬と遊ばない＝社交的でない」と思わないでください。むしろ、“自分のリズムで楽しむ”のがチャイクレらしさです。気の合う犬に出会うと、急にテンションが上がって尻尾を振りながら駆け出すこともあります。

チャイクレは、見た目の繊細さとは裏腹に、心の絆をとても大事にする犬です。家族との時間を積み重ねることでどんどん表情が豊かになり、信頼を形にしてくれます。
初めて迎える方にとっても、丁寧に関われば最高のパートナーになってくれるでしょう。

ゆっくり向き合っていけば、その柔らかい心がちゃんと返ってきます。
これから素敵なご縁があることを願っています。


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【ハピわん！へお寄せいただいた一般ユーザー様（非会員含む）のコメント・犬関連職のボランティアユーザー様の意見、等の中から転載　※AIによるサポート含む】

チャイクレ、気になりますよね。自分も50代にして小型犬と暮らすのは3頭目になりましたが、初めてチャイクレを迎えたときのことは今でもよく覚えています。見た目のインパクトに注目しがちなんですが、実は内面がとても奥深い犬種だと感じています。ネットの評判どおり家族には本当に甘えん坊で、膝の上やそばに来て眠るのが大好きな面は間違いなし。けど、外向きの性格や他人へのフレンドリー度、これは実体験では「その子次第」の部分も案外大きいと感じます。

基本的にチャイクレは人間好きです。家族にはものすごい勢いでなじみますし、一体感は小型犬の中でもトップクラスかと。ただ、最初から全員に愛想よく振る舞う子ばかりかというと、そこはやっぱり個体差あり。うちの場合、子供や妻、おじいちゃんおばあちゃんにはすぐに近づいていくタイプでしたが、家族以外の知らない人が突然入ってくると、最初は固まったり、軽く警戒吠えしたことも。慣れてくると急に甘え始めたりしますが、初対面では控えめな一面を見せる子が多い印象です。これはしつけや社会化の時期の経験でかなり変わるので、「よく遊びに来る親戚や友人」には、最初だけ少し時間をかけてゆっくり慣らしてあげるとスムーズです。

ご近所散歩や公園での犬同士の関わりについてですが、チャイクレは他の犬との相性が極端に悪いということはあまり感じませんでした。むしろマイペースというか、興味を持った相手にだけ自分のタイミングでそっと近づいていく感じです。「いきなりガンガン遊ぶぞ！」っていう感じではなく、まずはクンクン挨拶してから状況を見て、徐々に距離を縮めるパターンが多かったですね。小型犬同士だとわりと打ち解けますが、体格差が大きい犬（特に活発な大型犬）がぞろぞろいるエリアでは、最初は少し引き気味に観察しています。なので、初ドッグランなら混雑していない時間や、小型犬専用エリアで慣れさせてあげるのが安心だと思います。

性格の個体差については、チャイクレに限らず小型犬全体にいえることですが、特にこの犬種は「パピーの時期の社会化」と「飼い主がどんな風に安心を与えるか」が大事。何事も経験次第でパッと明るくなる子も増えますし、逆に慎重派のままで落ち着く子もいます。うちは来客があるたびにソフトなアプローチを心がけて、“焦らず・無理強いなし”を徹底しました。すると回数を重ねていくうちに、「新しい人もおやつくれる」「何も怖くない」を覚えて、今じゃ来客大好き犬です。反応は個体でバラバラですが、“こうじゃなきゃいけない”と肩肘張る必要はないかなと思います。

あと特筆すべきは、チャイクレは皮膚がデリケートな分、ボディコンタクトや遊び具の好き嫌いにも表れやすいところ。たとえば、子供や幼稚園ぐらいの小さいお客さんがやってくる場合は、「静かに優しく」がポイントです。うちでも慣れれば問題なかったですが、初対面の小さい子供の場合は、無理なだっこや突然の大声をできるだけ避けてもらうよう気をつけました。それと、耳や尻尾といった繊細な部分を急に触られないように見守ってあげると良いと思います。

「犬同士の遊び」についてもですが、チャイクレはけっこうマイペース派が多いです。タイプによっては、活発な犬とすぐ打ち解ける子もいれば、自分からは距離をとって静かに過ごすのを好む子もいます。どちらにしても、まずは飼い主自身が「この子は今なにが苦手かな？」と様子を見て、焦らず少しずつ色んな刺激に慣れさせると、徐々に新しい環境や仲間に適応してくれることが多いですよ。

迎える前にペットショップだけでなくできたらブリーダーや実際の飼い主さんの話も聞いて、性格や日常ケアについてリアルな情報を仕入れると、より安心して準備できると思います。チャイクレは、本当に「暮らしてみて納得」な犬種です。人間と一緒にいる幸せを体中で表現してくれる存在なので、ご家族にもたっぷりの癒しを与えてくれると思います。
素敵な出会いになるよう祈ってます！


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