ダブルコート犬種のアンダーコートケアについて知りたい【ハピわん！みんなの相談ノート

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衛生・美容に関する相談

ダブルコート犬種のアンダーコートケアについて知りたい

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相談詳細

私は現在、柴犬を飼っています。飼い始めてからまだそれほど長いわけではないのですが、最近になって毛のケアについて疑問に思うことが増えてきました。特に気になっているのが、ダブルコートの犬はアンダーコートが詰まりやすいと言われている点です。柴犬はまさにダブルコートの犬種だと思うのですが、実際のところ本当にそんなに毛が詰まりやすいものなのでしょうか。普段はブラッシングをしているつもりですが、正直どのくらいの頻度でやるのが正解なのか分からず、抜け毛の時期になると部屋中に毛が舞ってしまいます。それだけでなく、体の中にまだ抜けきっていない毛が残っているのではと気になってしまいます。首回りやお尻のあたりを撫でると、ふわっとした毛が手に絡んでくることがあって、これはアンダーコートが残っているせいなのかなと思ったりします。シングルコートの犬と比べると、どうしても毛が密集している分、空気の通りも悪いのではないかと心配になります。詰まってしまうと皮膚が蒸れたりするのかなとか、通気性が悪くなることで皮膚トラブルにつながるのではないかと不安になるのです。特に夏の暑い時期は、毛が残っているせいで熱がこもりやすくなるのではと気になってしまいます。また、シャンプーをしたあとに乾かすのも大変で、表面は乾いていても中までしっかり乾いているのか自信が持てません。アンダーコートがぎゅっと詰まっていると、水分が残ってしまうのではと考えると、どうしたら良いのか分からなくなってしまいます。ドライヤーを当ててはいるのですが、やり方が正しいのかどうか不安で仕方ありません。実際にダブルコートの犬を飼っている方は、アンダーコートのケアをどのようにしているのでしょうか。日々のブラッシングやシャンプー後の乾かし方、さらには換毛期の対策など、具体的にどうしているのか気になります。犬にとって快適に過ごせるようにしてあげたいのですが、知識が足りず迷ってしまっています。アンダーコートが詰まると本当に皮膚トラブルの原因になるのか、それともそこまで心配しなくても良いのか、実際のところを知りたいです。ダブルコートならではの注意点や工夫があれば、ぜひ教えていただきたいです。

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コメント・回答

柴犬の毛のお手入れについて、とても良い視点で悩まれているなと感じました。特に「ダブルコート」という性質に着目されているところが飼い主さんとしてすごく丁寧に考えていらっしゃる証拠だと思います。専門家の立場から率直にお話ししますね。

まず、柴犬のようなダブルコートの犬は、確かにアンダーコートが非常に密で、換毛期になると一気に抜け落ちます。実際に「毛が詰まる」という表現は間違っていません。ブラッシングをしていても取り切れなかったアンダーコートが体に残ってしまうことはよくあります。撫でたときにふわっと毛が手に絡むのも、その残っているアンダーコートが浮いてきているサインなんです。

ではどのくらいの頻度でケアすべきかというと、換毛期はできれば毎日、通常期でも週に2〜3回はしっかりブラッシングしてあげるのが理想です。特に首回りやお尻、太ももの裏あたりは毛が密集していて抜け毛が溜まりやすいので、そこを意識的にやってあげるといいですね。道具としては、ピンブラシやスリッカーブラシ、さらにアンダーコート用のコーム（ファーミネーターなど）があると効率的に抜け毛を取り除けます。

皮膚トラブルについての不安もよく分かります。アンダーコートが残って蒸れてしまうと、実際に皮膚炎やフケ、かゆみの原因になることがあります。特に湿気の多い日本の夏は注意が必要です。ブラッシングを怠ると毛玉のように絡んでしまい、通気性が悪くなることで熱がこもることもあります。つまり心配は無駄ではなく、しっかりケアしてあげることでリスクを大きく減らせるんです。

シャンプー後の乾かしについては、多くの飼い主さんが悩むポイントです。ダブルコートの犬は表面だけ乾いても中がまだ濡れていることが本当に多いです。ここで一番大事なのは「根元までしっかりドライヤーを当てる」こと。毛を手でかき分けながら、温風ではなく弱めの風で時間をかけて乾かしてあげるのが基本です。乾いているかどうかは指で毛を分けて皮膚に触れてみると分かります。もし皮膚がひんやりしていたらまだ乾いていません。サロンでは業務用のドライヤーで一気に乾かしますが、ご家庭ではタオルドライを徹底してからドライヤーを長めに使うのがコツです。

換毛期の対策としては、とにかくこまめなブラッシングと掃除しかありません。ただし毎日のケアを「遊びの延長」にする意識が大事です。無理やりでは犬も嫌がりますから、おやつをあげながら少しずつ慣れさせるのが長続きのコツです。また、プロのトリマーにお願いするのも有効で、月に一度でもシャンプー・ブロー・抜け毛処理をしてもらうと格段に楽になります。

最後に「そこまで心配しなくてもいいのか？」という点についてですが、ダブルコートは手入れをしっかりすれば快適に過ごせます。逆に放置するとトラブルにつながるので、ある程度の注意は必要です。ただ、完璧に毛を取り切る必要はなく、日々のお手入れで「蒸れない状態を保つ」ことを目標にすれば十分です。犬にとって毛は大事な役割を持っていて、夏でも完全に短く刈ってしまうのは逆効果になるので、その点は安心してくださいね。

柴犬の毛のお手入れは最初は大変に感じますが、慣れてくると「今日はここを重点的に」とポイントを見極められるようになっていきます。飼い主さんが今のように気を配ってあげている時点で、もう十分に素敵なケアをしていると思いますよ。焦らず少しずつ習慣にしていけば、きっと愛犬にとっても快適な毎日になります。

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