犬の性格は親から子へ遺伝するのか【ハピわん！みんなの相談ノート

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犬の性格は親から子へ遺伝するのか

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相談詳細

自分は最近フレンチブルドッグを飼い始めました。もともと犬を飼うのは初めてではなく、実家でも柴犬を飼っていたのですが、成犬になっていくにつれて性格がどんどんはっきりしてくるのを見てきて、犬の性格ってそもそもどうやって決まるのだろうと疑問に思っています。例えば、うちのフレンチブルドッグは子犬の頃から比較的おっとりしていて、人に対してもすぐに近寄っていくタイプです。あまり吠えることもなく、知らない人に撫でられても嫌がらないのですが、これは元々の犬種の特性なのか、それとも親犬からの遺伝なのか、それとも育て方次第で大きく変わっていくのかが気になっています。自分の知識だと犬は人間よりも本能的な部分が強いように思えて、やっぱり親犬の性格を色濃く受け継ぐのかなと考えたりします。例えば、親犬が落ち着いているタイプだと子犬も落ち着いた性格になりやすいのか、それともまったく逆の性格になることも普通にあるのかなどがよく分かりません。ブリーダーさんの話を聞いたときに「この子の両親はとても穏やかな子です」と説明を受けたのですが、それをどのくらい信用していいのか、実際にはどうなのかを知りたい気持ちがあります。また、性格といってもいろいろあると思います。人懐っこいとか、怖がりだとか、攻撃的だとか、よく吠えるとか。そうした特徴がどのくらい遺伝で決まるのかが知りたいです。例えばうちの犬は今のところとてもフレンドリーですが、成長するにつれて警戒心が強くなったり、他の犬に対して攻撃的になったりすることもあるのかと思うと少し不安になります。自分としては、のんびりした子に育ってくれたらありがたいのですが、育て方次第である程度性格をコントロールできるものなのか、それとも遺伝的な気質が強く出てしまうものなのか、はっきりした答えが知りたいです。さらに、犬のしつけを考えるうえでもこの点が気になります。たとえば「この犬は遺伝的に活発なタイプだから落ち着かせるのは難しい」とか「元々慎重な性格が強いから慣れるまでに時間がかかる」といったことがあるなら、しつけの方針を最初からある程度理解して取り組んだ方が良いのではないかと感じます。逆に、遺伝の影響はそこまで大きくなくて、飼い主との生活環境や接し方で性格が決まっていくのであれば、気をつけて育てれば自分が望むような穏やかな犬に近づけられるのではないかとも思います。正直、犬の性格に関しては調べてもいまいちよく分からなくて、結局のところ「遺伝なのか環境なのか」どちらが大きいのかが疑問です。もし詳しい方がいたら、犬の性格がどのくらい遺伝で決まるものなのか、また飼い主としてできる工夫などがあれば教えていただけるとありがたいです。

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コメント・回答

犬の性格って本当に不思議で、しかも「これが正解！」と一言では言えない奥深さがありますよね。自分も昔、柴犬を飼っていたことがあるんですが、同じ犬種でもまるで違う性格を見せることがあって、最初はすごく驚きました。よく言われる「遺伝か環境か」という話ですが、結論から言えばどちらも関わっているし、しかもそのバランスは犬ごとに違う、というのが正直なところです。

まず遺伝に関していうと、確かに親犬の気質はある程度影響します。親犬が神経質だと子犬も敏感な傾向が出やすいし、穏やかな親から生まれた子はのんびりした空気を持っていることが少なくないです。ブリーダーさんが「両親が穏やか」と言っていたのは、完全に信用できるとまではいかなくても、確かに一つの目安にはなります。ただしそこに期待をかけすぎるのも違っていて、親が落ち着いていても、子犬が育つ環境や経験次第で変わることは大いにあるんです。

そして育て方や経験の影響は本当に大きいです。子犬の時期にどれだけ安心できる生活を送れたか、いろんな人や犬と触れ合って楽しい経験を積めたか、それによって社交的にもなるし、逆に怖がりにもなります。実際、幼少期に怖い経験をしてしまうと、それがきっかけで成長後に警戒心が強くなる子もいます。ですから「遺伝で半分、環境で半分」と考えるのが一番イメージしやすいかもしれません。

フレンチブルドッグに関していえば、もともと人懐っこくて社交的な傾向が強い犬種なので、急にまるっきり攻撃的になる心配はあまりしなくていいと思います。成長につれて少し警戒心が出てくることはあっても、それは自然な変化ですし、性格がガラッと反転するわけではないです。むしろ、飼い主が安心感を与えてあげれば、もとのフレンドリーさを保ちながら大人びていくと考えていいと思います。

大事なのは「今の良い部分を育てていく」という意識かなと思います。たとえば、おっとりしている子だからといって刺激の少ない世界だけに閉じ込めるのではなく、いろんな人や犬に会う機会を作って、楽しい体験を積み重ねることで柔軟さを保てます。また、何か怖がる様子を見せても、飼い主が落ち着いて安心させてあげるだけで大きく変わります。結局のところ、犬にとって飼い主の存在は性格を形づくる大きな要素なんですよね。

だから「穏やかな子に育ってほしい」という思いは十分叶えられるはずです。環境や接し方を通じて、今のフレンドリーでのんびりした気質をしっかり伸ばしてあげれば、遺伝的な土台と合わさって理想に近づいていくと思います。実際、自分が飼っていた柴犬も、もともと少し警戒心が強かったのに、家族でたくさんの人と会わせてきたことで最終的には人懐っこい一面を見せるようになりました。その子の持つ気質に寄り添いながら経験を積ませてあげることで、性格はゆっくりと良い方向に育っていくんだと実感しました。

犬の性格を「変えよう」とするよりも「良い部分を伸ばしてあげる」ことが結果的に理想の姿につながると思います。だからこそ、今のおっとりして人懐っこいフレンチブルちゃんの姿を楽しみながら、一緒に成長していく気持ちで接してあげるのが一番ではないでしょうか。そうすればきっと、この先も穏やかで信頼できるパートナーになってくれると思いますよ。

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犬と一緒に過ごしていると、確かに「この子の性格ってどこから来てるんだろう？」って考えたくなりますよね。

犬の性格がどう決まるのかというと、やっぱり大きく分けて「遺伝的な要素」と「環境や育て方」の両方が絡んでいると思います。ブリーダーさんが「両親が穏やかです」と言っていたのは、確かにある程度の信頼材料になると思います。性格も体質と同じで、ある程度は遺伝的に受け継がれるんです。たとえば狩猟犬の血統を持つ犬種は本能的に動きが活発だったり、警戒心が強めだったりすることがありますし、逆に愛玩犬として長く繁殖されてきた犬種は人懐っこさが強く出やすいことが多いです。フレンチブルドッグは比較的穏やかで社交的な子が多い犬種ですから、そこに両親の気質がプラスされて、今のおっとりした雰囲気になっている可能性は十分あります。

ただし、性格がすべて遺伝で決まるかというと、決してそうではありません。特に子犬の時期にどんな経験をするかはとても大きな影響を与えます。例えば、子犬の頃から人にたくさん触れられて楽しい経験をしている子は、人に対してフレンドリーになりやすいですし、逆に怖い思いをしたり、刺激が少なすぎたりすると、警戒心が強まってしまうこともあります。親犬が穏やかでも、子犬時代の環境がストレスフルだと、その子自身は神経質になることもあるんです。つまり「土台は遺伝で、仕上げは環境」と考えると分かりやすいかもしれません。

フレンチブルドッグのように人懐っこい傾向の強い犬種は、基本的に今後も大きく真逆の性格になることは少ないと思います。ただし成長とともに少し警戒心が芽生えてくることはよくあります。子犬の頃は何にでも無邪気に寄っていったのが、1歳を過ぎる頃から少し慎重になったり、他の犬との相性に差が出てきたりすることは普通です。でもそれは「攻撃的になる」というより「自分なりの距離感ができてくる」という感じに近いと思います。

飼い主としてできる工夫としては、やっぱり社会化を意識していくことが大切です。いろんな人や犬、環境に少しずつ慣らしてあげることで、成長しても穏やかさや柔軟性を保ちやすくなります。また「安心できる飼い主がそばにいる」ということが犬にとって一番の支えになるので、無理に性格を変えようとするよりも、その子の気質に寄り添いつつ安心感を与えてあげることが大事だと思います。

結局のところ、犬の性格は「遺伝と環境のバランス」で成り立っていて、どちらが強いと断言できるものではありません。ただ、飼い主の接し方や生活環境が性格に大きな影響を与えるのは確かです。だからこそ、今のフレンドリーで穏やかな部分を育てていくのは飼い主さん次第なんですよね。のんびりした子に育ってほしいという思いがあるなら、その気持ちはちゃんと犬にも伝わりますし、接し方次第で十分その方向に近づけるはずです。

私自身、過去に飼っていた犬の性格を振り返っても「やっぱりその子の持って生まれた気質」と「家族との暮らし方」の両方が形になっていたなと感じます。なので、今の時点でおっとりしたフレンチブルちゃんであれば、その良さを大切に育てていけば、きっと理想に近い穏やかな相棒になってくれると思いますよ。

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