甲斐犬の警戒心と家族以外への態度について体験談やアドバイス求む【ハピわん！みんなの相談ノート】

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2025/06/12 09:30 投稿

甲斐犬の警戒心と家族以外への態度について体験談やアドバイス求む

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相談詳細

昔から和犬が好きで、特に甲斐犬には独特な魅力を感じています。あの精悍な顔つきや控えめな印象、そして何より家族への一途さが素敵ですよね。最近、子どもが大きくなって、家族で新しく犬を迎えようかという話題が持ち上がっています。甲斐犬も候補のひとつとして挙がっているのですが、「警戒心が強い犬種」というイメージが根強くて、実際に家族以外の人にどういう態度を示すのか、少し心配もあります。これから飼うかもしれないな、と思っている立場として、実際に甲斐犬と暮らしている方の率直な体験談やアドバイスが知りたいです。私は今まで洋犬や雑種の飼育経験はありますが、和犬は初めてになるので、正直わからないことだらけです。特に甲斐犬の場合、「とても警戒心が強くて番犬向き」という話はよく聞きます。マンション住まいだと、宅配の人や近所の方が来るたびに吠えてしまったり、散歩中に他の人とすれ違う時にピリピリしてしまうのでは…と想像したりします。もちろん、犬それぞれ性格も違うと分かってはいるんですが、甲斐犬ならではの「家族とそれ以外」の線引きがどの程度はっきりしているのか、リアルなところを知りたいなと思っています。例えば、家にお客さんが来た時、最初から全く受け付けないのか、時間をかければ慣れてくるのか、あるいは子供のお友達や親戚など、何度も会ううちに顔見知りとして受け入れる場合もあるのか…。「家族」と「それ以外」の間にどんな違いが出るのかも気になります。それから、家族以外には距離を置くだけでなく、必要以上に強く威嚇したり、怖がって固まってしまうようなこともあるのか、皆さんご自身の甲斐犬はどんな反応を見せるのかも教えていただきたいです。また、散歩中に声をかけられたり公園で知らない人に近づかれた時、どういう風に接しているのかも知りたいです。うちの子どもはよく友達を連れてきますし、今後も家族以外の人と関わることは絶対に避けられません。小さなお子さんが多いご家庭や、ご近所付き合いが活発な地域で甲斐犬を飼っている方がいれば、ぜひその辺りの様子や工夫していること、注意していることがあれば教えていただきたいです。ネット上では「飼い主と家族には最高に忠実だけど、他人には心を開きにくい」みたいな説明をよく見かけますし、確かに番犬としては心強い気もします。でも、暮らしていく中ではご近所さんともほどよい距離感で接していけたら理想ですよね。場合によっては、家族以外の人が家に出入りするときには必ずリードをつけるとか、クレートで待たせておくとか、そういった工夫も必要になってくるのかなと思います。ちなみに、甲斐犬は家族に対しては本当に深い愛情を見せてくれるとよく聞きますし、その絆の強さに憧れています。ですが、逆に一度「この人は家族じゃない」と思った相手には長い間心を許さない…なんて話も見かけて、もしこれが本当なら生活スタイルを合わせていく覚悟もいるのかなと考えています。初対面の人にはどんな風に接しているか、どのくらい警戒心が薄れていくのか、慣れるためにやったことや効果的だったコミュニケーションの仕方など、具体的なエピソードがあったらぜひ聞かせてほしいです。うちは大人だけの世帯ではないので、できれば家族以外の人とも良い距離感で過ごせたらうれしいです。甲斐犬と暮らしている方や和犬に詳しい方から、実際のところ甲斐犬が家族以外にどんな態度をとることが多いのか、また家族以外との関わりで大変だったこと、逆にこうしたらうまくいったよというポイントがあればぜひ教えてください。どんな小さなことでもありがたいので、ご意見お待ちしています。

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コメント・回答

甲斐犬ってなんでこんなに“心を揺さぶる魅力”があるんでしょうね。家族一筋で、でもどこか人懐っこさとは別の「静かなプライド」を感じさせるあの雰囲気――和犬好きなら一度はハマる理由、すごくよくわかります。自分も甲斐犬オーナー歴そこそこ長いですが、暮らしてみて本当によく思うのが、“家族とそれ以外”の線引きの深さです。他の犬種や洋犬と比べて、「自分と家族の世界観」を大事にしてるのが、ぐっと伝わってきます。

例えばですが、うちも最初は洋犬派だったので、甲斐犬を迎える前は「他人とどう付き合ってくれるんだろう」とドキドキしてました。実際に暮らしてみて感じたのは、やっぱり家族内ではめちゃくちゃ甘えん坊で、家族以外になると急に“距離感博士”になるというか（笑）、相手の様子をじっと見て、まず近づこうとしません。宅配の人や、玄関に知らない人が来るときは、最初は警戒吠えをすることが多いです。でも意外だったのが、時間をかけて静かに接すると、ちゃんと相手のことを「危害のない存在」だと学習していくこと。例えば実家によく来る親戚とか、子供の友達で何度も顔を合わせている子については、1カ月も経てば“顔見知り”として受け入れていました。もちろん、「自分から遊びに誘う」みたいな社交的スタイルにはなりませんが、家族の輪の中に“そっといる”感じは自然に作れていました。

ただし慣れるまでの道のりは短くないですし、急に家に来た人が大きな声を出したり急に動いたりすると、一歩も動かず固まる（カチカチのまま目だけで観察）か、状況によってはウーっと低い声で少し威嚇して離れようとすることもありました。こちらとしても最初から「たくさん接して慣らせばいい」という欧米風なやり方を強くやるのではなく、甲斐犬側の「観察力」「自分の安心ゾーン」を大事にしながら、徐々に距離を縮める感じにしています。

散歩中も誰彼かまわず撫でさせる…というタイプでは全然なく、知らない人にいきなり触られるのは苦手。でも、ご近所さんで繰り返し顔を合わせる人には、半年くらいかけて（気長に！）「この人は大丈夫」と静かに判断していって、吠えずに横を歩けるようになりました。公園で小さな子供たちが寄ってくる場面でも、子ども自身に「静かにゆっくり手を見せてから」とお願いしたり、犬の後ろから急に触れさせないよう注意すると、甲斐犬の緊張もだいぶ和らぎます。

苦労したのは、やっぱり「初対面での緊張感」と「家族以外に心を開くまでの時間」でしょうか。コツとしては、慣れてない相手がいる間は必ずリードをつけたり、クレート・サークルで待機させたりして“逃げ場”を作ってあげること。うちは最初のうちは、お客さんのニオイつきタオル（事前に少しだけ渡してもらったもの）をクレートに入れて、クンクン嗅がせるみたいなアナログ作戦をこっそりやっていました。これが思いのほか効果的で、接触第一弾でなく「気配の受け入れ」から始めることで警戒心が少し和らいだ気がします。

「大人だけの世帯じゃなく、ご近所やお子さんの友達とも関わる」場合、事前に相手方にも甲斐犬の性格や好きな距離感を伝えておくとお互いにストレスが少ないです。最初はちょっと不器用な印象を受けるかもしれませんが、実は繊細で、家族の困りごとには敏感に寄り添ってくれる優しさも強いです。一度信頼関係ができると、なんとも言えない「深い安心感」で家の空気ががらりと和らぎました。

甲斐犬を迎えるなら、焦らずゆっくり。その子のペースに合わせて一緒“家族の歴史を紡いでいくつもりで、おおらかに見守ってあげてほしいです。きっと、日々の積み重ねが家族全員の宝物になりますよ！和犬沼、どうぞ楽しんでください。

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【ハピわん！へお寄せいただいた一般ユーザー様（非会員含む）のコメント・犬関連職のボランティアユーザー様の意見、等の中から転載】