犬が苦手とする音について教えてください【ハピわん！みんなの相談ノート

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犬が苦手とする音について教えてください

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相談詳細

私はこれまで一度も犬を飼ったことがないのですが、最近になって友達や知り合いの家で犬と過ごす機会が増えてきました。その中で改めて感じたのが、犬って人間とは全然違う感覚で音を受け取っているんだなということです。人間にとっては気にならないような音や、生活の中でよくある音に対しても、犬が急に落ち着かなくなったり、不安そうにそわそわしたりする様子を見て、不思議だし興味深いなと思いました。特に印象に残っているのは、友達の家で掃除機を使おうとしたときのことです。私からすると「ちょっと大きな生活音」という程度でしかないのですが、犬の方は一瞬で反応して部屋の端っこに逃げてしまい、耳を後ろに倒してすごく不安そうな顔をしていました。そのときに初めて「犬にとっては掃除機の音ってこんなに怖いものなんだ」と驚きました。それ以来、犬はどんな音を嫌がるのか、具体的に知ってみたいと思うようになったんです。思いつく範囲では、掃除機やドライヤーのような家電の音、外でいえば雷や花火の大きな音などが有名かなと思います。夏の花火大会のときには、犬がすごく怖がってしまって大変だという話を聞いたことがあります。あとは車やバイクの大きなエンジン音、近所で工事をしているときのドリルやハンマーのような機械的な音も、犬にとってはかなりストレスになりそうだなと想像します。私自身も工事の音なんかは長く聞いていると頭が疲れてしまうことがあるので、聴覚が鋭い犬にとっては余計につらいのではないかなと思います。ただ一方で、同じ犬種でも平気そうにしている子と、すごく怯えてしまう子がいるのを見て「なぜこんなに違いが出るんだろう」と疑問に感じます。これはもともとの性格の違いによるものなのか、それとも小さい頃からどんな環境で過ごしてきたか、どんな音に慣れてきたかによって差が出るのかが気になっています。例えば、子犬の頃から掃除機の音に少しずつ触れてきた犬はあまり気にしなくなるけれど、そうでない犬は成犬になっても怖がる、みたいなことがあるのかなと考えたりしています。さらに、人間には聞こえないような高い周波数の音も犬は聞き取れると聞いたことがあります。私たちには全く意識できない音でも、犬にとっては不快だったり落ち着かなくなる原因になっているのかもしれません。もしそうだとしたら、飼い主さんが気づかないうちに犬が嫌な思いをしていることもあるのではないかと思うと、すごく奥が深い問題なんだなと感じます。犬が苦手な音に対してどんな反応をするのかという点も、もっと知りたいです。怯えて隅に隠れる、耳を伏せる、体を小さく丸めるといった仕草をすることが多いのか、それとも吠えたりして音に立ち向かおうとする犬もいるのかなど、いろいろなケースがあるんだろうなと想像します。実際にどういうサインを見せることが多いのか、経験のある方の声を伺ってみたいです。私はまだ犬と一緒に暮らしたことがないのですが、将来的には犬を飼いたいと考えています。そのときに、できるだけ犬に不安な思いをさせないように過ごしたいと思っています。そのためにも、あらかじめ犬が苦手としやすい音について知識を持っておくことが大事なのではないかと考えています。たとえ完全に避けることはできなくても、犬が怖がったときにどうしてあげればいいのか、少しでも落ち着けるように工夫できることがあるのなら知っておきたいです。犬が嫌がる音にはどんな種類が多いのか、またそういう場面に遭遇したときにはどう接してあげるのが良いのか、犬を飼っている方や犬に詳しい方からいろいろ教えていただけたら嬉しいです。

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コメント・回答

初めて犬と暮らそうと思っている方が、そこまで細かく犬の音への感覚に興味を持ってくれるのは、とても心強いことだと思います。
専門家としてお伝えすると、犬の聴覚は人間と比べて圧倒的に鋭く、特に高周波や突発的な大きな音に対して強い反応を示すのはごく自然なことです。人間が「少し大きいな」と感じる程度の音でも、犬にとっては脳に直接突き刺さるような刺激になってしまう場合があります。
掃除機やドライヤーの音を怖がるのは典型的な例で、モーターの唸るような低音や甲高い高周波成分が複雑に混ざり合っているので、不快感を強く引き起こしやすいんです。

雷や花火についても同じで、音自体が大きいだけでなく「いつ鳴るか予測できない」「振動を伴う」という要素が犬にとって大きなストレスになります。特に花火は、地響きのような低音が犬の身体に直接伝わるため、ただ音が大きいという以上に恐怖心をかき立てやすいんです。実際に夏場に動物病院へ相談が増えるのも、こうした季節特有の騒音が関係しています。

一方で、同じ状況でも全く気にしない犬がいるのは不思議に見えますよね。これは性格の個体差に加えて「社会化期」と呼ばれる子犬時代の経験が大きく影響しています。生後3週から14週の間にさまざまな音に少しずつ慣れていった犬は、成長してからも比較的落ち着いて対応できる傾向があります。
逆に、その時期に限らず、突然強い音を経験して「これは危険だ」と脳に刷り込まれてしまうと、成犬になっても苦手意識を持ち続けることも少なくありません。つまり「慣れ」や「経験の積み重ね」が犬の音への耐性を左右しているのです。

また、人間には聞こえない高周波を犬がキャッチしているケースもよくあります。テレビや家電の一部、あるいは工事現場の機械などから発せられる耳障りな音が、人には全く意識できなくても犬にはストレス源となることがあります。
こういう時に飼い主さんは「なんでこの子は急に落ち着かないんだろう？」と首をかしげるのですが、犬にとってはちゃんと理由があるんです。

犬が嫌な音に出会ったときの反応は大きく二種類に分けられます。ひとつは恐怖による回避で、隅に隠れる、耳を伏せる、震える、しっぽを巻き込むといった行動です。もうひとつは攻撃的に見える反応で、吠えたり音の方向に突進したりする場合もあります。ただし後者も本質的には「怖いから追い払いたい」という心理が根底にあります。
どちらの場合も、飼い主がやるべきことは叱ったり無理に近づけたりすることではなく、安心できる環境を整えてあげることです。お気に入りの毛布やクレートを使った安全な避難場所を用意し、そっと寄り添いながら「ここにいても大丈夫」という安心感を伝えることが何より大切になります。

将来犬を迎えるときに大切なのは「音に敏感なのは自然なことだ」と理解してあげる姿勢です。全ての音を取り除くのは不可能ですが、犬が怖がったときに無理強いせず、時間をかけて少しずつ慣らしていくことで不安は和らぎます。場合によっては専門的な行動療法や音慣れのトレーニングを取り入れることもありますし、獣医師がサプリメントや薬を勧めるケースもありますが、基本は飼い主のサポートと安心感が一番の特効薬です。

犬と過ごす時間は確かに驚きや学びの連続ですが、音への対応はその中でもとても奥深いテーマです。あなたが今のうちから興味を持って準備していることは、未来の犬にとって大きな安心につながります。
怖がりな犬でも、信頼できる人がそばにいてくれるだけで世界は全く違って見えるんですよ。
犬が音に敏感なことを「弱点」と思わず、「一緒に乗り越える小さな冒険」と考えて接してあげると、きっと素敵な関係が築けると思います。

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私も初めて犬と暮らし始めた頃、まさに同じように驚いた経験があります。普段の生活で自分には何でもない音が、犬にとってはすごく大きな出来事になってしまうんですよね。例えばうちの子の場合、最初に掃除機を出したときには、あなたのお友達の犬と同じようにすぐに部屋の隅っこに逃げてしまって、しっぽも足の間に入れてブルブル震えていました。私からしたら「ただの生活音」でしかなかったので、あんなに怖がる姿を見たときはちょっと申し訳ない気持ちになりました。

犬が嫌がる音って確かにいろいろあります。掃除機やドライヤーは定番で、雷や花火もものすごく苦手な子が多いです。夏に花火大会の音が響いたとき、窓を閉めても低い重低音が伝わってくるのですが、そのたびに震えながら私の足元にぴったりくっついて離れませんでした。工事の音や車の大きなエンジン音も苦手ですね。人間でも「うるさいな」と思うような音は、犬にはさらに強烈に届いているんだろうなと思います。

でも、同じ犬種でも平気そうにしている子とすごく怯える子がいるというのもその通りです。これは性格もあるし、やっぱり育った環境も大きいと思います。小さい頃からいろんな音に触れて「これは大丈夫なんだ」と経験している子は慣れていくことも多いです。逆に音にあまり触れていないまま大きくなった犬は、突然の大きな音を「未知のもの」として強く恐れてしまうんじゃないかなと思います。うちの子も、子犬の頃に少しずつ掃除機の近くでおやつをあげたり、ドライヤーを遠くでかけながら遊んでみたりして、少しずつ慣らしていきました。今でも完全に平気というわけではありませんが、少なくとも部屋の端に逃げることはなくなりました。

犬の反応の仕方もいろいろです。典型的なのは耳を後ろに倒す、しっぽを下げる、体を小さくする、隅に隠れるといった行動ですが、逆に音に対して吠えて立ち向かおうとするタイプの子もいます。実は怖い気持ちは同じで、「怖いから追い払おう」として吠えているだけのことも多いんです。飼い主としては、無理に「大丈夫だよ」と音の近くに連れて行ったりせず、安心できる隠れ場所を用意してあげたり、そっと寄り添って落ち着けるようにしてあげるのが一番だと思います。怖がっているときに強制すると逆効果になることもあるので、少し距離を取りながら「大丈夫だよ、ここにいるよ」と伝える感じがいいんじゃないでしょうか。

そして、人間には聞こえない高い周波数の音に犬が反応するという話も本当で、私たちにはまったく意識できない音に犬がソワソワしていることもあります。だからこそ、飼い主自身が気づかない原因で犬が落ち着かないこともあり得ます。そんなときは「この子は今何か不安を感じているんだな」と受け止めてあげることが大切で、理由がはっきりわからなくても無視せずに寄り添うことが信頼関係につながると思います。

これから犬を迎えるときには、音に敏感な部分があることを前提に考えておくといいと思います。すべての音を避けることはできないけれど、怖がったときに守ってあげられる飼い主さんがいるだけで犬にとっては大きな安心になるんです。だから、完璧に音から守ろうとするよりも、「一緒に乗り越えていこう」という気持ちを持って接することの方が大事なんじゃないかなと、私は暮らしの中で感じています。

犬との生活は驚きや発見が多いけれど、それも含めて本当に楽しいです。音に対する不安への対応も、きっと時間をかければ犬との絆を深めるきっかけになると思いますよ。

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