未解決
本文を簡易表示
ふと思ったんですが、犬とオオカミってパッと見はけっこう似てる部分も多いのに、今はもう全然違う生き物っていうイメージがありますよね。でも、どっちももともとは同じ祖先を持つ動物って聞いたこともあるし、実際に何がそんなに違うのかって考えたら、意外とすぐに言葉にするのが難しいなと思いました。 自分は普通にペットとして犬と暮らしてるけど、たまに動物園やテレビのドキュメンタリーなんかで野生のオオカミを見ると、やっぱり家の中でくつろいでいる犬とは全然違うな、と思ってしまいます。 特に気になるのは、まず性格や行動パターンの違いです。犬は人間の生活に溶け込んで、家族の一員として振る舞ってくれますよね。散歩に行けば喜んでついてくるし、名前を呼べば反応してくれる。それに対して、オオカミは群れで生活はしているものの、人間に対してはかなり警戒心が強いように見えます。社会性が高いと言われるけど、その社会性自体が犬とはかなり違う種類なんじゃないかと感じることもあります。 例えば、オオカミの群れには厳格なルールや序列があって、リーダーになるための争いも日常茶飯事。それに比べて家で飼われている犬は、多少強気な性格の子でも食べ物を取り合ったり、本気でケンカすることはめったにありません。 それと、犬とオオカミのコミュニケーションの取り方も違いますよね。犬のしっぽの振り方や鳴き声は人間にもわかりやすいですが、オオカミの遠吠えはまさに野生の象徴。犬も時々遠吠えっぽい声を出すことがあるけど、オオカミのそれとは迫力も意味もまったく別物みたいです。そもそもオオカミは遠く離れた仲間と連絡をとるために遠吠えを使うと言われているし、その音の響き方やタイミングには深い意味があるらしいです。 体のつくりにも注目してみたいです。見た目は大きな犬とオオカミがそっくりだったりするけれど、野生のオオカミの体はすごく筋肉質で無駄がなく、揺るぎない力強さがあると感じます。犬の方がいろんなサイズや毛色、体型のバラエティが豊かだと思うのですが、それは人間が交配を重ねてきたからでしょうね。もともと自然界で生き抜くために磨かれてきたオオカミの身体能力はやっぱり段違いな気がします。 あと、食べ物や狩りのスタイルの違いも無視できません。犬は今や完全に人間が用意したフードを食べて暮らすのが普通ですが、オオカミは今でも野生の動物を追いかけて自分たちで仕留めるしかありません。 群れで協力して走ったり包囲したりして獲物を仕留める様子はよく番組で見かけますが、家の中では想像もできないような厳しい環境で生きているのがわかります。『犬もかつてはオオカミだった』と言われることもあるけど、完全に生活スタイルが違うから、今となっては別世界の住人って感じですよね。 それから繁殖や子育てについても違いがあるのではと思いました。オオカミの子育ては群れのみんなで協力して行うと聞きます。リーダーのペアだけが子どもを産み、他の個体はサポート役にまわることが当たり前みたいです。犬の場合はこんな縦社会みたいな仕組みは特になくて、家族としてのんびり子育てしているイメージの方が強いです。こういう細かい違いから見ても、犬は人間と一緒に進化してきた動物なんだなって改めて感じます。 結局、一番の違いは「人間とどれだけ一緒に生きてきたか」なんじゃないかと思います。犬は何千年も前から家畜化されてきて、僕たちの暮らしの中に自然と入り込むようになった。でもオオカミは最後まで野生の本能を色濃く残していて、人の手に馴染むことはなかった。それぞれの良さがあって、たまにどちらが優れているとか話題になるけど、そもそも生きる環境が全然違うので、比べようがないとは思います。 自分みたいに犬好きでも、オオカミの野生の魅力にはつい惹かれてしまうこともあるし、違いを知れば知るほどどちらもリスペクトしたくなります。もし他にも、見た目とか性格以外で「犬とオオカミはここが全然違う!」ってポイントがあれば、詳しい方ぜひシェアしてくれると嬉しいです。
当サイトの内容、テキスト、画像等の無断転載・無断使用を固く禁じます(URLリンク・キャプチャ・SNS共有などはご自由にお使いください)。